夫がモラハラ気質の改善を図ったことで、一時は関係修復の兆しが見えていた2人。しかし、妻の浮気を疑った夫の罵倒と暴力が決定打となり、カスミさんは離婚の意思を固め、娘と家を出ました。
話し合いが始まると、夫はカスミさんを責める暴言を吐き、ほとんど育児に関与していなかったにもかかわらず、家族からの愛情を求めてきました。
カスミさんが「図々しい」と言い放った途端、夫は拳を振り上げましたが、人目があることを指摘されて、殴るのをやめます。
「今だったら許してやるよ? 今謝ったら、今日のことは大目に見てやるよ」と、自分の立場をいまだ分かっておらず、上から目線で妻に伝える夫。
カスミさんは「あなたの存在は必要ないって言ってるの。必要なのは養育費だけ」ときっぱり伝えたのでした。
回避できなかった離婚
すでに、これからの生活への期待に胸を膨らませているカスミさん。
「もうほかに私に言いたいことはないかな?」
そう言って足早に席を立とうとします。
「俺が今まで頑張ってきたことは無駄だったのか……?」
呆然とした様子で、そう口にする夫。
カスミさんはそんな夫に、取り組んだことを無駄にせず、次の機会に生かすよう伝え、去って行ったのでした。
なんとか離婚を回避すべく、必死でモラハラ改善に努めてきた夫。離婚という結末を迎えましたが、自分を見つめ直す良い機会になったことでしょう。
カスミさんとの結婚生活だけが人生のすべてではありません。
引き続きモラハラの改善に努めることで、きっと次こそ円満な家庭を築き、夫としての務めを果たし、人としても一皮むける姿を見せてほしいですね。
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