生理のときは湯船に浸かれない
わが家には3姉妹がいます。だいたい私が3人をお風呂に入れるのですが、私が生理の日は、娘たちには「ママは血が出る日だから湯船には浸かれない」と伝えています。
娘たちは「血が出る日」がなんなのかまだよくわかっていないようですが、「ママは血が出る日は湯船に浸かれない」「ママが血が出る日はパパとお風呂に入るか、ママと一緒にお風呂だとしてもママだけはシャワーが終わってすぐに上がる日」ということは理解しているようです。
お人形遊びでママのまね?
3人の娘は、よくお人形遊びをしています。だいたい人形が子どもで、長女がお母さん、次女は子ども、3女はペットという感じの設定です。
朝から1日を過ごす様子をごっこ遊びするのですが、あるとき、お人形がお風呂に入るというシチュエーションで、長女が「私、今日血が出る日だからお風呂に入れないの」と言っているのを耳にして衝撃。なんと長女は、私が普段子どもたちに言っていることをまねしていたのです。
次女、3女は、それに平然とした様子で「お母さん、それじゃあ一緒に湯船に浸かれないね」「お風呂に浸かれないと寒いね」などと返していました。
娘たちは今6歳、5歳、3歳で、生理についてはまだちゃんとはわかっていないと思います。けれど、こうして彼女たちにとって「生理」は特別なことではなく、身近なものであると感じてくれているのかなと思いました。そして、私が普段伝えていることは間違いではなかったのかもしれないと実感したのでした。こうして自然に捉えているようなので、今後彼女たちの成長にあわせて、生理も教えやすいなと感じた出来事でもありました。
長女は特に「ママが血が出る日」は、おなかが痛くなることもあると理解しているようで、家事などできることを積極的にお手伝いしてくれることもあるので本当に助かっています。
最近ママ友などとも、「子どものうちから性教育をし始めたほうがよい」とか「何からどう教える?」ということが話題になることもあります。生理について教えるのはその1つだと思うので、「ママが血が出る日」が「生理」ということや、それがどういうことなのかを徐々に伝えていきたいと思っています。恥ずかしいことではなく、大人になるために必要なことだということをしっかり伝えていきたいです。
著者:Sugar111佐藤幸代/本職は20年以上の現役エステティシャンの40代ママ。交際0日の電撃婚から7年。3姉妹と夫の5人家族のドタバタな毎日を執筆。
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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