夫婦の貯金がいくら貯まっているか確認してみると
10年以上連れ添う友人夫婦は、結婚当初から夫婦で1つの貯金用の口座を作り、貯金額は順調に増え続けていました。友人は、初めは月に一度は記帳して確認していましたが、最近ではお金を預け入れるだけで、わざわざ通帳の記帳をしなくなったそう。
ある日、友人が家を掃除中に引き出しを開けたとき、ふと貯金用の口座の通帳が目に留まりました。久しぶりに目にした通帳を開いて見てみると、前回記帳したのは1年前。「そろそろ貯まったお金で旅行したいな……」と考えた友人は、久しぶりに通帳の記帳をしようと思いました。
友人はその日のうちに銀行へ行き、記帳が終わるのを待ちながら貯まったお金を使うことを考えながらニヤニヤ。しかし、記帳が終わった通帳を見た友人は金額を見て驚きました。なんと1年前に記帳してから貯金が減っていたのです。
金額は決めていませんでしたが、毎月2人とも貯金用の口座へお金を入れる約束でした。夫も「毎月ちょっとずつだけど貯金している」と言っていたはず。夫婦で旅行に行くときや、家電を買い替えたりするときに使うことはあったものの、最低この金額は残しておくと決めた金額を下回ることはありませんでした。しかし、記帳された金額は決めた金額をはるかに下回る金額だったのです。
「どういうこと!?」予想を超える夫の裏切りに激怒
友人はその日の夜、帰ってくるなり夫に通帳を見せ「なんでこんなに減ってるの?」と尋ねました。すると、夫は「知らない」の一点張り。最後には、「そっちの家計管理が悪いんだ!」と友人に逆切れしだしたのです。これ以上、夫に何を言っても無駄だろうと諦めて夫を問い詰めるのをやめたそう。そんな友人を見て、夫は言い負かしてやったと思ったのか、ニヤリと微笑みました。友人は、そんな夫の様子を見て「怪しい……」と不信感を抱くようになったのです。
その日以降、夫のことが信用できなくなった友人は、数日おきに貯金用の口座の金額を確認するようになりました。確認し始めてから1カ月ほどたったある日、友人はいつものように貯金額を確認することに。すると、前日に3万円引き出されていたのです。「これは確実に黒だ!」と思った友人。
夜になり、夫が帰ってきたので問い詰めようとしたのですが、「お風呂入ってくる」と言い、夫は速攻お風呂場へ。そこで少し冷静に考えた友人は、夫のスマホを確認し始めました。すると、聞き覚えのない女の連絡先と「今日は楽しかったね♡」などのラブラブなやりとりを発見したのです。
夫婦の立場逆転
30分ほどたち、夫がお風呂から上がってきました。友人は待ってましたと言わんばかりに夫の腕をわしづかみにして「ちょっと来て!」とリビングへ。友人は夫の目の前に通帳と夫のスマホにある不倫相手であろう女性とのやりとりの画面を出し、夫を問い詰めました。
すると、夫は言い逃れができない状況に不倫していたことをあっさり自白したのです。引き出したお金の使い道も聞くと、「自分のお小遣いを使い果たしたから、不倫相手とのホテル代やプレゼント代などに使ってしまった」と。その事実を聞き、一緒に貯めていたお金を使いこまれていたばかりか、夫に裏切られていたことに怒りと悲しみが込み上げてきました。
やがて友人の目からは、ぼろぼろと涙があふれ出しました。そんな姿を見た夫はいたたまれなくなったのか「すまなかった! もうしないから許してほしい」と友人の前に駆け寄り、土下座したのです。1カ月前は貯金が減っていることに対して、強気だった夫がウソのよう。しかし、土下座くらいで夫が反省しているとは思えませんでした。
夫に不倫相手の連絡先を目の前で消すように言い、すぐに削除させました。しかし、それでも友人の気持ちは収まらず、「離婚」という言葉を口にしようとした瞬間、夫が口を開き「これまで使ったお金を返すために、お小遣いはいらない!」と自ら提案してきたのです。「そんなに言うなら、試してやろう」と、友人は本当に夫が改心するのかを確かめるためにも婚姻関係を続けることを決断。
その瞬間から、夫婦の主導権は夫から友人へ移りました。立場が逆転した夫は妻の提案に逆らわず、犬のように友人に従うようになったそうです。
まとめ
友人は自分に夫婦の主導権が移ったことをいいことに、これまでの仕返しと言わんばかりに夫を自分のわがままに付き合わせています。運転手や荷物持ちとして夫を使い続けているうちに、言われるがまま従う夫の姿が愛おしく見えてきてしまったそうです。しかも、友人の夫もまんざらではない様子。
今では、以前よりも夫婦の仲が深まり、離婚の危機があった面影がないほどラブラブな夫婦になっています。友人を見ていて、夫婦間で起きた問題が必ずしもマイナスになるわけではなく、どうやって乗り越えるか、どう対応するかでより良い関係を築くこともできるんだなと思い知らされました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:勝 さとみ/30代・ライター。2015年生まれと2020年生まれの2人姉妹を育てるシンママ。肌の悩みが多く、よくSNSでおすすめのスキンケア情報などを収集して試して、日々美肌研究中!
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