大根一撃消費の裏技!もはや奥義
「スペアリブと大根の塩煮」は、テレビ朝日の『おかずのクッキング』で紹介されたレシピで、その名のとおり、ほぼ塩だけで煮込みます。
大根を600gも使うので、大根大量消費の極致。飛天御剣流(※)もびっくりの「奥義」みたいなレシピ。
(※編集部注:『るろうに剣心』に出てくる古流剣術の流派)
このレシピを見た時に「大根を消費するのはいいけど、本当に塩だけで大丈夫か?」と、まず思いました。
塩だけでおいしかったら、マジ革命です。食べるのが楽しみです!
土井善晴さん「スペアリブと大根の塩煮」の作り方
材料(4人分)
・豚スペアリブ(長さを半分に切る)...600g
・塩...18g(スペアリブの重量の3%)
・大根...500~600g
・水...4カップ
・酒...1カップ
※今回は半量の2人分で作っています。
作り方①豚スペアリブに塩をまぶして90分以上おく
長さを半分に切った(※)豚スペアリブに塩をまぶします。
※今回はぶつ切りの豚スペアリブなのでそのまま使いました。
乾かないようにラップをして、90分以上冷蔵庫でおきます。
豚スペアリブから水分が出たら、ふき取っておきましょう。
作り方②大根を棒状に切る
大根は皮付きのまま棒状に切ります。
作り方③鍋で煮込む
鍋に豚スペアリブと大根を入れ、酒と水を入れます。
強火で沸かし、
煮立ったらアクを取ります。
アクを取ったら、弱火にして、落とし蓋をします。
40~50分、様子を見ながら煮ます。
大根がやわらかくなったら、完成です。
素材の旨味がやばい!ホロホロ食感
素材自体の自然な香りが「ほわ~っ」ときて「あれ?ここは高原かな?」と思うくらい、なんか幸せな気分。
日々の小さいことがどうでもよくなってきますね。
そして、見てください。このスープ!
透き通るような美しさで、まさに職人技が光るスープですね。
スペアリブと大根も見るからにやわらかそうで、子どもがおもちゃを見つけた時くらい、テンションが上がっております。わくわく。
それでは、実食!
「やっ……やわらか~い!!!」
もう何がって……全部です。
スペアリブは、しっとりやわらかで、ホロっと落ちてくるような食感。
大根も「さけるチーズみたく、裂いて食べられるのでは?」と思うくらいやわらかいです。皮とか関係ないですね。
驚くのはまだ早い!味なんですよ。本命は。
冒頭でも書きましたが「塩しかしなくて、本当においしいのか?」と。
これが「うまい」んですよね~。
「本当に素材と塩だけ?うま味調味料を隠れて入れてない?」と思うくらい、旨味が凄いんです(小人がバレないように振っている説)。
塩の程よい塩味+素材の出汁、そして、やわらか食感。この組み合わせはえぐいです。
今回「ちょっと分量通りだと多いかな?」と思って、半分の分量で作ったのですが、正直、倍の量でも余裕でしたね。
スペアリブの可能性を感じさせる、とてもおいしいレシピでした。
大根が余ってしまったら試してみて
この記事では、テレビ朝日の『おかずのクッキング』で紹介された土井善晴さんのレシピ「スペアリブと大根の塩煮」を食べてみた感想を紹介しました。
材料が驚きの少なさで、やることもシンプル。
作るのに時間がかかることだけが唯一のデメリットですが、それを補って余りあるおいしさがあります。
正直、大根は分量通りに入れなくてもなんとかなるので、余っている大根を全部ぶち込んでも良さそう!
「大根余っちゃったな……どうしよう?」みたいな時に、スペアリブを買ってきて、全部ぶっこんで煮ると◎。
めちゃくちゃおすすめなので、ぜひ試してみてくださいね。