飛行機の中で襲ってきた異臭の原因
飛行機が離陸するタイミングで、娘は「くさい! なんの臭い?」と鼻を両手で覆いながら騒ぎ始めました。たしかに、まるでドブのような臭いが漂ってきますが、どこからなのかわかりません。娘は一度臭いが気になりだすと、場所を変えるまで機嫌が直らないのですが、離陸中なので席を離れられません。
なんとかごまかそうと、お菓子や絵本を提案してもまったく効果がなく、途方に暮れそうになったそのとき、異臭の原因がわかりました。なんと、爽やかな青年のCAさんが私たちの席周辺で口を開いたとき、その臭いはやってくるのです。原因はCAさんの口臭でした。
臭いに敏感な娘を守るためにおこなったこと
きっと、CAさんが近くの座席で接客するたびに、娘は「くさい!」と騒ぎ始めるでしょう。しかし一生懸命に働いているCAさんを、傷つけるわけにはいきません。
観察していると、そのCAさんはシートベルトがズレている乗客に「直してください」と声をかけてまわっています。CAさんに直接話しかけられる状況をなるべく回避するため、私は家族全員のシートベルトが常にズレないよう注意しました。
また、CAさんが近くの乗客に話しかけそうになったら、娘に洗剤の良い香りがするタオルを嗅がせて異臭をシャットアウトし、着陸までなんとかしのぎました。対策が功を奏したのか、飛行機を降りるまで娘は再びくさいと言うことなく過ごせたのです。
ハプニングが起きても、その場を離れられないケースがあります。娘のための異臭対策としては、洗い上がりの良い香りがするタオルが一番功を奏しました。これからは、予期せぬ異臭が襲ってきたときのためにも、多めにタオルを持って出かけようと思います。
著者:宮内 あい/40代女性。2020年生まれの女の子のママ。結婚を機に、北海道から東京へ。一般事務の正社員として11年、パートとして3年勤務。お笑いと晩酌が大好き。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)