子どもたちが大好きなヒーローショーへ
私の住む街には、ショッピングモールが複数あります。それぞれ点在しており、どこへ行くにも自宅から車で30分ほどかかります。この日は、Aショッピングモールで子どもたちの好きなヒーローショーがおこなわれる予定でした。
準備を終えて車に乗り込み、夫に「Aショッピングモールだよ」と伝え、私は車内で子どもたちを見ていました。ヒーローソングを歌い、はしゃぐ子どもたち。ずっと楽しみにしていたのです。ショーは13時からだったので、少し余裕を持って40分前に出発しました。
しかしこの日は道が混んでおり、到着したのは開始ギリギリ……。急いで会場に向かうと、なぜかほとんど人がいません。ハッとして確認すると、なんと私たちがいたのはBショッピングモールだったのです!
なんでも人のせいにする夫にイラッ!
外観がそっくりなのと、乗車中は子どもたちのお世話に集中していたため、私も気がつきませんでした。「あれ? ヒーローは?」と、子どもたち。時間はすでに13時で、これからAショッピングモールに移動してももう間に合いません。
正直に会場を間違えてしまい、今日はショーが見られないことを子どもたちに伝えました。すると子どもたちは大号泣……。
夫はと言うと「Bショッピングモールだと言っていたじゃないか!」と悪びれる様子はまったくありません。私はちゃんとAショッピングモールだと伝えたのに……。
泣きじゃくる子どもたちをなだめながら帰路につきましたが、夫はずっとイライラしていました。途中で気づかなかった私も悪いのですが、自分の非を認めずにすべてを人のせいにする夫の行動にイラッとしてしまった私……。
帰宅後、泣きつかれて眠ってしまった子どもたちを見て、夫も反省したようでした。この日から、夫に何か頼むときは必ず何度も確認するようにしています。
著者:仁見あい/30代女性。2019年生まれの女の子と2021年生まれの男の子を育てるママ。映画が大好きで、子どもたちとおうち映画を楽しむのが至福の時間。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)