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「お姉ちゃんの旦那さんもらった♡」すべてを奪い、私に勝ちたい妹→全部あげた結果!妹の大誤算とは?

新居を建設中の私たち夫婦。間取りを決める段階になったとたん、義父母がいろいろと口を出してくるようになりました。私をのけものにして、勝手に同居の話を進めていきます。部屋数を増やされ、内装にあれやこれやと注文をつけて、予算がどんどん増加。とんでもない金額になり、頭を痛めているのですが……。

 

私が間取りへの口出しと同居をよく思っていないと、夫が義父母に告げ口し、「生意気な嫁だ」と激怒されました。私を見下すような言動ばかりする義父母。私が外で働いていることに対しても、理解がありません。新居建設の一件を受け、私にはしつけをし直す必要があると息巻いています。

 

夫が仕事で結果を出せないのも、子どもができないのも、すべて私のせいだと責められました。家事もまともにできていないと怒り出した義母は、週末たびに義実家に通って家事を学べと言い、朝から晩まで家中の仕事をさせられるように……。

 

 

どんどん追い詰められていく私

平日は仕事と自宅の家事を、週末は義実家で義母にいびられる毎日を過ごしていたある日、妹から連絡が入りました。私たちが新居を建設中と、母から聞いたようです。アラサーの妹は、独身でまだ実家に住んでいます。婚活中ですが、あまりうまくいっていないようで、その不満をなぜか私にぶつけてくる妹。

 

昔から妹は私のことをよく思っていません。結婚して、マイホーム建設中の私に、マウントを取られていると感じているようなのです。

 

新居の建設をきっかけに始まった私の苦悩。私は、自由でたくさんの選択肢がある独身の妹をうらやましく思います。素直な気持ちを述べたつもりが、妹から「既婚者の上から目線がむかつく」と、ブチ切れられてしまいました。

 

義父母が勝手に同居話を進めて、間取りも変えられて苦労していると話しても、まったく私の話を聞かない妹は、「絶対負けないから! 今に見てろ!」と宣戦布告。私は妹と勝負しているつもりも、勝っているとおごっているつもりもないのですが、妹は私の夫より稼ぐ男性と結婚して、豪華な新居を建てて、私に勝つと意気込んでいました。

 

妹とのやりとりに疲れて、ひと息ついていた私のところに、今度は夫がやってきました。義母が自室に使う和室を、もっと広くしたいと言ってきたそう。これ以上、坪数を増やせないので無理だと断ると夫は、「お前の書斎を潰せばいい。寝場所さえあれば、個人の部屋など必要ない」と言いました。
 

私はもう、すべてが面倒くさくなってしまいました。どうせ、義父母の言う通りになるのです。私がいくら騒いだところで、私の意見なんて取り入れてもらえません。これ以上、建設スケジュールが遅れたら、新居の完成もどんどん遅くなってしまうため、ハウスメーカーとの打ち合わせは、私抜きでしてもらうことにしました。

 

 

妹からの思わぬ告白、私にとってはチャンス

ようやく新居が完成。

すると、また妹から連絡がきたのですが、思わぬ告白をされました。なんと妹は、半年以上も前から夫と不倫関係にあったと言うのです。新居には自分が住むと言い、そのために自分の希望の間取りも夫に頼んでいたと……。信じられないことばかりを告げられ、私は夢でも見ているのではないかと思いました。
 

「お姉ちゃんの旦那さんもらっちゃった♡」
「だから新築一軒家も私のもの♡ごめんねっ」

妹は、私に勝つためにはどうしたらいいかを考え、1つの結論に達したそう。私からすべて奪えば、一気に逆転勝利が叶うと考え、夫を誘惑したと言います。
 

「いいよ、全部あげる、義父母もね」

夫が不倫していたことはショックでしたが、これは義父母と縁を切れるいいチャンス。私はすべてを妹にあげることにしました。私よりも妹を選んだ夫のためにも、離婚を決意。
 

「え?」
あまりにも私が素直にすべてを受け渡すと言ったので、少し不安になった様子の妹。しかし、私が「2人の邪魔はできない、2人が結婚するなら家族としてお祝いする」と伝えると、私が負けを認めて降参したと思ったようで、妹は満足そうにしていました。

 

妹はまだ「義父母もね」の言葉の意味を理解していなかったようですが、地獄の同居生活を回避できることになった私の心は、不安がなくなりスッキリ晴れ渡りました。

 

後日、私が離婚を伝えると、妹に夢中の夫はすぐに応じてくれて、離婚が成立しました。私への謝罪は一切ありませんでした。

 

 

とんだ誤算に苦しむ、義家族と妹

身勝手な妹は、自分の意見を主張するばかりで人の話を聞きません。そのため妹は、新居で義父母と同居することにまったく気づいていませんでした。私の言った「全部」の意味を妹に教えてあげました。

 

義父母の希望通りに建てられた新居に、嫁の部屋はなく、寝室はリビングに間借りする形になっています。嫁のしつけに熱心な義母は、従順な嫁になるよう、早朝から深夜まで家事をさせてしごいてきます。ようやく、私の話をしっかり聞いた妹は、時代錯誤だと騒いで拒否していましたが、それこそが妹が私から奪った全部なのです。

 

その後、私は義父に一連の出来事を報告。

義父は妹を歓迎し、私に「さっさと出ていけ」と言いました。これから月35万円のローン返済を義父も手伝うことになると伝えると、なぜ自分が支払う必要があるのかと聞く義父。私は義父に夫の稼ぎを教えてあげました。

 

実は、夫は会社での素行が悪く、無断遅刻や欠席を繰り返しています。ミスをしても言い訳ばかりで謝罪せず、責任を周りに押しつけるため、減給処分を受けることはあっても、昇給したことはありません。

 

そして妹は気楽なバイト暮らし。かわいい自分は誰かに養ってもらえて当然と考えています。共働きを毛嫌いする義父母とは意見が合いそうですが、ローン返済の役には立ちません。

 

そもそも月々の返済額が増えたのは、義父母があれこれわがままを言ったせい。夫よりも稼ぎの多い私が返済を手伝えれば問題なかったのですが、もう仕方ありません。夫の名義にしていて大正解でした。離婚した私にはもう何の関係もないのです。

 

後日、焦った夫から戻ってきてくれと連絡が……。私がいなければ生活していけないと泣きついてきたのです。もちろん、もう家族ではないので助けるわけがありません。これからいろいろと大変そうですが、家族4人で仲良く助け合って生活していってほしいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

人と比較して自分の幸せを推し量るのは、違いますよね。結婚したら勝ち、家を建てたら勝ち、決してそんなことはありません。幸せの形は人それぞれです。実の姉の家庭を壊してまで夫と家を手に入れた妹ですが、思い描いていた生活とは違ったようですね。わがままな義父母と同居し、家族のために働かなければいけなくなり、自分がいかに幸せだったか気がつけるといいですね。振り回されてきた姉には、今までできなかった自由な生活を思う存分、謳歌してほしいですね。

 

 

【取材時期:2025年1月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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