SNSでバズった農林水産省のアレ
昆布水と梅干しで炊いたごはんを、おむすびにしてみてください🍙
ごま油を少したらすと風味がさらに増して、衝撃のおいしさになります。
今日は #おむすびの日
試してほしい #フライパン1合炊飯 pic.twitter.com/b2RXDvMgyv
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) January 17, 2025
2.7万いいねが集まったこちらの投稿。167万もインプレッションがあったのでタイムラインに流れてきた人も多いでしょう。
農林水産省がおすすめする白米レシピなら、おいしいに決まっています。しかも作り方はとってもシンプルなよう。
期待で胸を膨らませながら、材料を用意してみました。
農林水産省「昆布と梅のおむすび」の作り方
材料(お米1合分)
・お米…1合
・水…220ml
・梅干し…1粒
・昆布…適量
・ごま油…お好みで
材料はたったこれだけです。あとは料理器具としてフライパンを用意しましょう。
農林水産省のレシピでは26cmのフライパンが使われていたので、同じサイズのものを準備しました。
作り方①昆布水を作る
簡単で作ろうと思えばすぐに作れるレシピだと思っていたので、早速つまずきました。料理は手抜きと時短命!な私は、お恥ずかしいことに「昆布水」を知らず……。
調べてみると、昆布水を作るには一晩かかるんですね。分量もわからなかったので、いろいろな料理サイトを確認して、おおよそ水1リットルに昆布10gくらいが基準のようですね。
作り方は、水に昆布を入れて、一晩置くだけ。
また、農林水産省の昆布の切り方に「目から鱗。昆布の旨味を最大限に引き出しつつ、回収する手間は最小限に抑えられる」と感心している人がいたので、切り方も真似してみました。
作っているときは「昆布、こんなに少なくてお出汁でるの……?」と不安でしたが、一晩寝かせて冷蔵庫から取り出すと、昆布がすごく大きくなってびっくり!
なんだかこの、普段やらない「丁寧に出汁を取る」作業をしたことで、良い暮らしができているような気になってちょっとテンションが上がります(水に昆布をつけて放置しただけ)。
作り方②研いだお米と昆布水をフライパンに入れる
短時間で炊き上げるために、30分浸水させます。
普段は炊飯器でしかご飯を炊かないので、フライパンでの炊飯は初めて。ドキドキします。
作り方③昆布と梅干しをのせて蓋をする
元レシピにはこの工程は書いていませんでしたが、完成写真を参考に、昆布と梅干しをお米の上におきます。
梅干しが大好きなので、数粒置きたいのを我慢しましたが、この決断がのちに自分を褒めることに!
作り方④火加減を調整しながら炊飯する
まずは強火で1分→そのあと弱火で5分(浸した昆布水がなくなるまで)。
最後に強火で1分加熱して5分以上蒸らせば炊飯は完了です。
作り方⑤混ぜ合わせて握る
蒸らし終わったら蓋を開け、(完成写真を参考に)昆布を取り出し、梅干しを崩すように混ぜ合わせます。
なんと底にはおこげが!!炊飯器だとおこげは出来ないので嬉しいですね。
あとは好きな大きさに握れば完成です。
料亭で出てくるワンランク上のおむすびが爆誕
昆布水に、梅干しに、おこげ。食べる前からおいしいことはわかっていましたが、期待以上。
がっつり味がついたおむすびではなく、上品に昆布のお出汁がきいて、梅干しの優しい風味を感じる、高級なお店でお土産にいただくおむすびの味です。
お米の良さを最大限に引き出してくれていて、米農家としても嬉しい限り。
もし、梅干しが好きだからと数個入れていたら、酸味が強くて全然違うものになっていたことでしょう。これは1個に抑えておくべきです。
生まれた時からずっと新潟のお米を食べて育った、米好き仲間に食べてもらったところ「おいしい、これはおいしい。上品」とボソボソ呟きながらあっという間に完食していました。
ごま油を混ぜ込んだバージョンは、香ばしさと若干のパンチが効いてこれはこれで魅力的ですが、私は入れないシンプルな味わいが好きでした。
しょっちゅう作ることになりそう
「昆布水」が出てきた時はどうなることかと思いましたが、結局作り方はものすごく簡単だったので、今後頻繁に作るレギュラーレシピに加わりそうです。
1合だと足りなかったので、次は2〜3合で作ろうかな!