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彼から「なぜ顔合わせに来なかった?」と怒りの連絡⇒そのとき人助けをしていた私。まさか…ハメられた?犯人は

私の彼の実家は、いわゆるエリート家系。彼は今、父親が経営する会社で次期社長として働いています。それに対し、私は一介の事務員。家庭環境も良いとはいえず、大学も出ていません。ですので、彼のご両親は私とのお付き合いにいい印象をもっていないようです。

彼はそんな両親を説得しているようですが、私の存在はなかなか認めてもらえません。

 

彼の母は、会社の将来を支える優秀な跡取りを望んでいます。ですから、学のない私との結婚は論外。私のことをあきらめさせようと、彼に私の悪口を吹き込んでいるようです。結婚するなら、ご両親には認めてもらいたいですが……。

 

両家顔合わせまでこぎつけたけれど…

彼は両親(とくに母親)に何を言われても、私と別れようとはしませんでした。いくら反対されても、私と結婚すると決めているのだそうです。その場合、会社を継ぐことはあきらめなくてはなりません。そう母親から強く言われ、脅されているのです。最悪の場合は縁切りになるようで、そのときはもちろん遺産を受け継ぐこともできなくなります。

 

最後は、彼に根負けする形で結婚が認められました。次の難関は、両家顔合わせです。「これ以上何かあったら、結婚は認めない」という母親の言葉に、彼は緊張を高めたようです。彼の父親は時間に厳しい人だそうで、遅刻が大嫌い。機嫌を損ねないように、時間は厳守しようと彼と話しました。

 

そして、顔合わせ当日。私は両親とは別に会場のレストランへ向かいました。余裕を持って出たのですが、途中、具合の悪い年配の女性を発見。薬のある自宅まで送り届けることになりました。その後、一応レストランへ向かった私。途中、彼から連絡が入りました。何度も連絡してくれていたようですが、肩を貸して歩くなどしていたので、携帯電話を見ることができず。先に連絡できたら良かったのでしょうけれど……。

 

「大事な両家顔合わせだぞ?」
「何で来なかったんだ?」

怒りつつも悲しそうな声の彼。私が思っていたのと違う展開に、少しびっくりしました。だって……。
「人助けしていたら来なくていいって言われて……」
「は?」

 

 

別の日に…と言われたけれど本当は?

じつは女性を救助しているとき、彼の母親が偶然通りかかりました。そして、「その女性を助けてあげて。顔合わせは別の日にするから」と言ってくれたのです。でも、彼の様子から察すると違った展開になっていたようです。私の話を聞いて、彼は納得がいった様子。彼の母親はうその救助話を作り上げ、私が遅刻するようにして父親をいら立たせたのでしょう。思い返すと、あの現場に彼の母親がいるのは出来すぎています。

 

私はとてもショックでしたが、この一件で彼は覚悟が決まったそうです。親とは縁を切り、今すぐ私と結婚すると……。育ててくれた恩は感じているものの、子どもの幸せを考えず、自分勝手な行動の数々に嫌気がさしたのだそうです。

 

私も、ここまでくるともう認めてもらえなくても仕方がないのかなと思うようになりました。ありのままの私を好きでいてくれる彼のことを、心から大切にしたいと思います。その後、私たちは入籍して彼は父親が経営する会社に辞表を提出しました。

 

それはすぐに義母の知るところとなり、夫と言い合いに。ですが、顔合わせの日の救助の一件を持ち出すと、義母は一瞬勢いを弱めました。しかし、それでもまだ夫と私を離婚させようとしてきます。

 

私たちを離婚させようとする義母。実は…

結婚後、義母は私たちを離婚させようと模索し始めました。そこで夫は、義母が隠していることを義父に暴露しました。それは……貯金を使い込んで男性に貢いでいるというもの。その額は、数百万円にも及ぶと……。夫が義父に証拠を送ると、義母はものすごく慌てたそうです。

 

でも、この話はこれだけにとどまりませんでした。なんと義父も、ずっと前から不倫をしているのだそうです。何という似たもの夫婦!夫は「人の結婚をとやかく言う前に、自分たちの結婚を見直すいい機会では?」と言っていました。

 

余談ですが、顔合わせの一件や不倫などが明らかになり、義両親は離婚することに。義母から何か言われることもなくなったので、正直ホッとしています。夫の再就職先も見つかり、これから新婚生活を楽しみたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

最終的に自分たちが離婚することになるとは……義母は思ってもみなかったはず。義両親を反面教師にして、幸せな家庭を築いてほしいですね。

 

【取材時期:2025年1月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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