クラスメイトがニヤニヤしながら…
小学5年生の終わりころに初潮を迎えた私。ただ、私の周囲には初潮を迎えていない子のほうが多かったように思います。そのため、私は生理であることを周囲に悟られないようにしていました。
小学6年生になったある日の生理中。私はスカートで登校。そして休み時間に、女子の間で流行っていたゴム跳びに興じていると、体勢的に良くなかったのか、ジャンプした際にスカートがめくれ、一部の女子にスカートの中が見えてしまったようです。
あとになって、クラスメイトに「もしかして美月ちゃんってもう生理きてるの?」とニヤニヤした顔で言われました。スカートがめくれた際、ナプキンの一部が見えてしまったよう。その子の普段の性格から、純粋な気づかいではなく、からかう意図があったのは明らかでした。
きっと彼女はまだ初潮を迎えておらず、生理の知識もあまりなかったことからそのような言い方をしたのだと今ならわかります。ただ、周囲には生理の悩みなどを相談できる子はおらず、当時は思春期だったということもあり、生理のことをからかうように言われ、私は嫌な気持ちになってしまいました。
生理は恥ずかしいことではありませんが、デリケートなことで、思春期のころとなれば、生理に対して恥ずかしいと感じてしまうこともあると思います。初潮を迎える前から生理のことをしっかり学ぶことで、生理をからかったり、からかわれて私のような嫌な思いをする子が少しでも減ったら……と、大人になった今、感じています。
著者:山井美月/40代女性・13歳の男の子を育てる母。専業主婦。趣味はスマホゲームをすること。
イラスト:Ru
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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