別人になってしまった夫
結婚後も、私は正社員として仕事を続けることにしました。そのため、夫婦になって最初の日は有給をとって役所で結婚に関してのいろいろな手続きをすることに。そして、バタバタで疲れていたものの、夫が仕事から帰ってくるまでに掃除と夕食の準備を完了。夫が帰ってきたので早速2人で食べようとしたのですが、夫は箸を床にたたきつけてどこかへ行ってしまったのです!
「いったいどうしたの?」とスマホでメッセージを送ると、以前の夫からは想像もできない返信がきました。
「品数が少ない! 手抜きするなんて妻として恥ずかしくないのか?」
夫に料理を作ったことは結婚する前にもありましたが、「ありがとう!」と言って食べてくれていました。私は、「私たちは共働きだし、今日は役所に行って疲れていたけど頑張って作ったんだよ」と説明しますが、夫は「言い訳をするな!」と聞き入れてくれません。
結婚前とは別人のようで、私は困惑するばかり。「今まで一度も怒ったことがないほどやさしかったのに、いきなりどうしたの?」と聞くと、衝撃の返信が……。
「もうお前は俺の嫁なんだ。嫁の生活力を鍛えるのは夫の役目だろ」
そう言って、今後しばらくは生活費を家に入れないとまで宣言されてしまいました。
私は離婚を決意するも…
その後も夫は、「別に意地悪したいわけじゃないんだ。お前のために言っているんだ」「理想の嫁になれば、俺だってその分仕事で結果を出せる」など、自分勝手な意見を押し付けてきます。
夫からの要望はめちゃくちゃで、お弁当を作ってあげれば「彩りは関係ない! 旦那様の好物をたくさん入れろ!」と文句。しかし、要望通り好きなものを入れると「茶色ばかりじゃないか! 野菜も入れないと栄養が偏る」と言い出します。
私が少しでも反論すると「また言い訳をするのか?」「理想の嫁には程遠いな。生活費は今月もなしだ」と怒ってしまい……。
そんなこんなで夫とは対等な話し合いができず、私は今後、彼と夫婦関係を続けていくのは不可能だと判断。ただ、現状のまま離婚をするのはなんだか悔しい思いもあり、私は夫を見返してから離婚をすると決意します。
そのため、歯を食いしばって、今は夫の「理想的な妻」に近づくために努力をしているところです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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