要望に応え続けた結果、夫は大喜び!
夫の要望に応え頑張っていたところ、文句を言われることが少なくなっていました。ある日、夫に「今日のお弁当、どうだった?」とのメッセージを送ってみると、「完璧だよ! 上司にも老舗旅館がつくったみたいだって褒められたよ」とのこと。
続けて、「昨日の俺の誕生日も完璧だったよな。それに家はいつもきれいだし、毎日の夕食もバッチリ! ようやく俺の理想の妻になってくれたな」と満足そうな夫。
機嫌が良さそうなので試しに「生活費のことなんだけど……」と話をふってみると、「1万円なら出すよ」と言ってきました。私は内心、「それで足りるわけがないだろ!」と思いましたが、「ありがとう!」と返信。反論しても「旦那様の言うことに文句があるのか?」と言われるのはわかっています。
夫は私が反論しないのをいいことに、「今のお前は理想の妻そのものだ! 幸せにしてやるからな」と言ってくれました。
私が頑張っていた理由は…
夫から「理想の妻」と太鼓判を押してもらった私は、「これでやっと終われる」と思い、「もう幸せにしてもらわなくても大丈夫! 離婚さえしてくれれば私は幸せだから!」と言います。
そう、理想の妻になってから夫に別れを告げ、彼を思いっきり後悔させるために私は頑張っていたのです。今がまさにそのとき。「私にはあなたが言うように、もう十分生活力があると思うの。だからあなたがいなくてもひとりで生きていけるわ。仕事もしているからお金にも困らない。もうあなたは必要ないの」と宣言。
夫は「いきなり何を言い出すんだよ!」「そんなの許すわけないだろう!」と困惑している様子ですが、「私は理想の妻になってあげたのに、あなたはどうして出世できていないの?」と伝えると、だんまり。
「生活費も入れずに家事もしない。こんな人と結婚生活を続けるメリットなんてどこにあるのかしら?」と伝えると、「ちょっと待ってくれ! 全部俺が悪かった!」と慌てて謝罪してきましたが、「私は実家に帰るので離婚届にサインをお願いします」とだけ送って連絡を終えました。
夫のその後
その後、なかなか夫から離婚届が送られてこないため、「早くしないと弁護士に相談します」とのメッセージを送信すると、ようやく離婚届がきたのでした。
離婚後、知人から聞いた噂によると、夫は毎日シワだらけのシャツとスーツで出勤し、ひとり寂しい生活を送っているよう。一方、私は実家でのんびり過ごしながら、上達した手料理を両親に振る舞っています!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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