「チューはセーフ！」浮気ではないと言い張る夫→ショッピングモールで修羅場！自ら招いた悲惨な末路

 

今日こそは思い切って聞いてみようと心に決めて、真夜中に帰ってきた夫に尋ねました。「ねえあなた、本当に仕事なの？」私にそう聞かれ、疑われた夫は逆ギレ。しかし、残業手当も出張手当も付かないなんて、どう考えてもおかしいと私が言うと、夫はしどろもどろに……。

 

すかさず、「まさか浮気しているんじゃないでしょうね？」と詰め寄ると、夫はそんなに疑うのならもう離婚でいいと言い放ったのです。

 

接待で女性のいる店に行くことがあることは私も理解しています。夫も、それは認めました。私が本当にそれだけかと問い詰めると、調子に乗ってキスをすることくらいはあると言い、それくらいはセーフだと……。焦って、必死に言い訳をひねり出す夫の姿には、あきれて言葉を失いました。

 

「仕事の延長線上にあることだから、浮気じゃない。慰謝料は支払わない」と、言い張る夫。今は浮気の決定的な証拠もないので、夫を信じますが、もし浮気をしているような事実が出てきたときには、徹底的に取るものを取って追い詰めると宣言した私。

 

「浮気はしていない。何度も同じことを言わせるな」と、ブチ切れた夫でしたが……。

 

それから数日たった、ある日のこと。お風呂に入っている夫のスマホに何通かのメッセージが届いていました。ふと目に入ってしまった画面には、浮気を裏付けるような言葉が次々と……。

 

夫のスマホには、なぜかロックはかかっていませんでした。メッセージや写真フォルダーを見てみると、複数の女性と夫のいかがわしい写真がたくさん。まさか何人もの女性と関係を持っていたなんて、思ってもみませんでした。

 

私は自分のスマホに証拠を保存し、澄ました顔でお風呂から上がってきた夫と普通に接しました。不思議なことに、夫の顔を見ても、まったく腹が立ちません。そのときには、夫への気持ちは冷め、もうどうでもよくなってしまっていました。

 

そしてその翌日、私はとんでもない現場を目撃することに……。ショッピングモールで買い物をしていると、夫の浮気現場に遭遇したのです。相手の女性に私の悪口を言っているのが聞こえ、とても不愉快でした。彼女との北海道旅行も出張ということにする言い、「あいつバカだから気づかない」と笑っていました。

 

あまりに頭にきたので、私は突撃しようと思ったのですが、どこからか女性が現れ、私より先に夫と浮気相手に飛びかかりました。浮気現場に別の浮気相手が現れたのです。とんでもない修羅場に、まるでドラマでも見ているかのようでした……。

 

私の出る幕はなさそうだったので、彼らの取っ組み合いをこっそり録画しておきました。

 

翌朝、深いため息をついた夫。どうやら会社に行きたくないようです。実は、夫の浮気相手たちは、会社の同僚や取引先の人など、全員が仕事に絡む近しい人たちでした。とんでもない修羅場を経験した翌日、会社に行きたくないのも当然です。

 

体調が悪いのかとやさしく声をかけると、夫は私に対して「やさしいなぁ」と目をうるませます。よっぽど、昨日の一件で参っていたのでしょう……。この前のことを怒っていないのかと聞かれたので、夫婦だから信じているし、怒っていないと答えた私。すると夫は、私への気持ちが再熱したのか、今日は仕事を休んで、ひさしぶりに私と一緒に楽しく過ごしたいと言いました。

 

それから、私たちは映画館へ久々のデート。しかし、そこでもまたおもしろいことが起こりました。なんと、夫の浮気相手が、若い男性とデートしていたのです。その姿を見た夫は、真っ青な顔をして、あたふたし始めました。急用を思い出した、仕事に行くと言い、その場を離れようとしたのです。しかし、ラフな普段着で会社には行けないため、私たちは映画をやめて、自宅に帰ることに。

 

家に着いてから、夫に話を切り出した私。これから楽しいことがたくさん起こるよと教えてあげました。実は、夫を会社に行かせないために、やさしい言葉をかけ、寄り添っていたのです。これから、浮気相手たちがわが家に集合する予定。離婚の準備をしていた私は、弁護士に助言をもらい、彼女たちに内容証明を送ったのです。

 

さらには、両家の両親にも事情を話したので、彼らも駆けつけてくれます。もちろん、会社にも報告済み。そして私は、今から離婚の話をしようと思っています。

 

そんなに狭くもないわが家ですが、人が集まること、集まること……。そして、罵声と怒声が飛び交っています。夫は怒ったり、絶望したり、忙しそう。

 

私が言ったことを覚えているかと尋ねると、急に顔色を変え、わなわな震えだした夫。もしも浮気をしていたら、取るものを取って、徹底的に追い詰めると宣言したあの言葉。夫は、私のその言葉を思い出したようで、その場で膝から崩れ落ちました。

 

その後、私はすぐに家を出ました。離婚もあっさり成立して、慰謝料ももちろんたくさん請求しました。夫だけでなく、複数の浮気相手にもしっかり。お金も十分にあるので、しばらくはひとりでゆっくり過ごしたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

疑われて焦って言い訳をしていた割には、隠すつもりがあまりなかったようにも思えますね。浮気相手に言っていたように、本気で妻が気づかないと思っていたのでしょうか……。自ら招いた修羅場に打撃を受けて、仕事を休み妻に甘えようとした夫。相手に対しても仕事に対しても責任感に欠けていますね。ショックもあったとは思いますが、離婚できてよかったです。妻にはこれから幸せになってもらいたいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。