29歳のパニ子は元同僚の夫・タイチと2人暮らしの専業主婦。最初は仲睦まじく過ごしていましたが、入籍から半年経ったころ、少しずつ変化が……
夫が転職し給料が半減!
タイチは、後輩が自分よりも仕事でいい成績をおさめたとき、やけに嫉妬し家で愚痴をこぼし続けます。そしてついにタイチは会社を辞め、小さな会社に再就職。新しい会社では経験者として頼られていたものの、月給は30万円から15万円に半減! さらに、金融会社からの封書でタイチが多額の借金を抱えていることが発覚しました。
返済が追いつかないため、パニ子は働くことに。まずはタイチの借金を完済させることを目標に頑張ることにしました。
働く妻と、家事を全くしない夫
パニ子が仕事を終えて家に帰ると、タイチはテレビを見ながらスマホをいじり、「おい、お前帰るの遅すぎだぞ! 腹減った!」と言ってきます。一切家事をしないタイチに不満を言うと、「は? 俺、疲れてんだけど? 俺はお前に働けなんて言ってないし!」と反論。思いやりの欠片もないこの言葉を聞いて、パニ子は離婚を決意。
さらにタイチはパニ子の方が給料が多いことを知り、「俺の立場がないじゃないか!だいたい最近、作るメシも掃除も手抜き! 嫁のクセに怠けるなよ!そんなにキツイなら仕事やめろよ!」と言ってきたのです。
我慢の限界に達したパニ子は、タイチを困らせてから離婚することにしました。
1カ月間、妻が家に帰らなかったら……
それから1カ月、パニ子は家に帰らず一人暮らしをしました。タイチから連絡はすべて無視。そんなある日、仕事終わりのパニ子の目の前に、痩せこけボロボロになったタイチが現れました。
「お前のせいで慣れない家事をやって大変なんだぞ! おまけに俺の借金の返済、長いことしてなかっただろ!」と言ってきたのです。
パニ子が「そんなに仕事と家事を両立させるのがキツイなら、仕事辞めれば~? あなた、私にそう言っていたわよね? あんたは自分1人分の家事でヒーヒー言っているけど、私は2人分やっていたの!」と論破。返す言葉もないタイチは泣く泣く離婚届にサインをすることに。
妻に依存していた夫の末路
離婚後、タイチの会社は倒産し、離婚の理由を聞いた母親に絶縁されたそう。借金返済に追われ、再就職先のブラック企業で低賃金の仕事をし、休みもなく日雇いのバイトをこなす生活を強いられているとか。
一方パニ子は、会社での成果が認められてすぐに昇進し、収入アップ! 充実した日々を過ごしています。
別れてから妻に依存していた自分に気付いたタイチ。自業自得の結果となりました。家事はどちらか一人がするものではなく、お互いが相手を思いやってするものですね。