ミルクを作ろうと授乳室へ
抱っこひもの中で「うわぁん」と泣き出した娘。そろそろミルクの時間だと思い、夫と一緒に授乳室に向かいました。授乳室と書かれたお部屋の中には、個室タイプの授乳スペースのほか、育児用ミルク用のお湯、手洗い場、ソファーなどがありました。
空いているスペースにベビーカーを停め、夫に育児用ミルクを作ってもらおうと準備をしていると、20代前半くらいの女性が入ってきました。
女性の驚愕の行動
その女性は子連れでもなく、哺乳瓶を持っているわけでもなかったので、私は少し不安に思いました。
わが子たちが泣いていたので急いで育児用ミルクを作っていると、女性はカバンからカップラーメンを取り出し、育児用ミルク用のお湯を使ってラーメンを作り始めたのです。
そして、女性は出来上がったカップラーメンをその場で食べ始めたため、授乳室に匂いが充満してしまいました。
女性にズバッと一言放ったのは
以前、授乳室のマナー違反が原因で閉鎖されたというニュースを見たことがありましたが、実際に自分の目で見ると驚きと戸惑いで私は何も言えませんでした。
「こういうとき、どう声をかけたらいいのだろう」と悩んでいると、夫が女性に対して「ちょっと!ここは飲食スペースじゃないですよ。赤ちゃんにミルクをあげる場所です」とはっきりと伝えてくれました。
不服そうな表情を浮かべながらも授乳室を後にした女性。女性の後ろ姿を見ながら私は、心の中で「よくぞ言ってくれた!」と夫を頼もしく思いました。その女性がわが子に対して何かしたわけではありませんが、ダメなことに対してはっきり声をあげる勇気を持ちたいと、夫の姿を見て感じました。
著者:野中 まゆ/30代女性/2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!