小さいころから平安顔
手前味噌ではありますが、私の母方の女性陣はみんな目がぱっちりしていて美人ぞろいだと思います。母の妹にあたる叔母に至っては、昔よく放送されていた「一般人が出演し、芸能界入りを果たすテレビ番組」に出演したところ、優勝することとなり本当に芸能界入りの話が出ていたほどです。
その一方、父方の親戚は父を含めて全員、平安的な日本人らしい顔立ちをしています。私は父にあまりにも似ており、小さいころから「誰がお父さんかすぐわかるね」と言われていました。父が珍しく私の幼稚園へとお迎えに来た際には、どの子のお父さんか誰も迷わなかったと聞きます。しかし、私が年ごろになるにつれて、その「特徴」が心から嫌でたまらなくなっていきました。
二重メイクを欠かさないように…
年ごろになってからは、「二重メイク」を欠かさないようになりました。愛用していたのは、作りたい二重ラインからまつげの生え際まで液体を塗った後、乾かすと塗った部分が薄い皮膜のようになり、上まぶたが自然に折り込まれて二重を作るタイプの化粧品でした。外出の際には「義務」と思って欠かさずに使っていましたし、その商品のスペアも常に準備しておくほどに徹底していました。
それでも、毎日のように二重を作る工程は面倒でもあり、思い切って整形をしようかとも考えました。母からは「整形をしたいのであれば、遠慮なくしていいよ」と言われていました。しかし、いまだに採血ですら気が遠くなるほどに注射が苦手な私。整形手術にあたり、目やまぶたに注射をすることを考えると怖くて、一歩を踏み出すことができませんでした。
すっかり変わった友人の姿に衝撃
私には、自分と同じように一重まぶたに悩みを抱えている友人がいました。若いころには、家でお互いに「二重メイク」を取り去った後の気楽な「すっぴん」の姿で、夜通し家飲みをしていたほどの仲でした。
時を経てお互い忙しくなり、友人とそこまで頻繁に会うことはできなくなってしまいました。しかし最近、その友人と10年ぶりに会うことになりました。
するとなんと、あれだけ同じように一重まぶたのコンプレックスを語り合ったはずの友人が、冨永愛さんのように一重を生かした、オリエンタルな雰囲気をかもし出すステキなメイクをしていたのです。
年相応の落ち着きや上品さも感じられる、自然でとてもきれいな姿だと心から感じました。そして、まるでつき物が落ちたかのように、私の中での二重メイクに対する執着がさっぱりとなくなったのです。
まとめ
私自身の「一重メイク」はまだ模索中の段階ではありますが、以前よりメイク時間も大幅に短縮できるようになった上に、何より精神的にとてもラクになりました。
若いころのような、肩ひじを張るような考え方をやめて、肩の力を抜いた自然体で生きていく選択もこれからは大事なのかもしれないと、40歳を目の前にして知見を得ることができた経験でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:磯辺みなほ/30代女性。ゲーマー。発達障害持ちの夫と2人暮らし。大変なことも多い中、それ以上にネタと笑顔にあふれる毎日を送っている
イラスト/もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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