「陣痛はとんでもなく痛い」というのは多くの方が聞いたことのある話だと思いますが、痛いのは陣痛だけではないことを知っていましたか? 私自身、無事に出産してほっとしたのもつかの間、次々と痛みがやってきたんです。痛みの感じ方は人それぞれですが、こんな痛みがあるなんて! と思った私の体験談をお伝えします。
産後の痛み、立て続けにやってきた!
無事に出産してほっとしていると、次々と産後の処置が始まります。出産するまでの情報はいろいろと調べていましたが、私はこの産後の処置、痛いだなんて知りませんでした。
もちろん人それぞれ必要ないもの、痛みのないものもありますが、知らないとびっくりするかもしれません。陣痛を乗り切って、力が抜けているときにやってくる痛みなので、余計に痛みを感じやすくなるようです。
産後の処置もいろいろ
主な産後の処置は、胎盤を出す・子宮を収縮させる・会陰を縫合するの3つがあるかと思います。胎盤がすんなり出ない場合は、おなかをぐりぐり押される場合もありますし、子宮の収縮は後陣痛といって数日重い生理痛のようなものが起こることも。
会陰は、事前に切ったり、裂けてしまったときに縫合するのですが、部分麻酔をするとはいえ、結構な痛みがありました。数日痛みが続くので、病室で赤ちゃんのお世話をするときも大変でした。
授乳も痛みが伴うことも
その後やってくるのが、授乳の痛みです。私自身、おっぱいが張ってかたくなり、かなりの痛みを伴いました。数日かけて痛みはおさまる人が多いようですが、なかには長く痛みが続く人もいるようです。
また、乳首がまだ弱く、赤ちゃんの飲み方も下手なので、最初は乳首が裂けてしまうことも。傷になることも多く、私は痛みと戦いながら授乳していきました。徐々に乳首が強くなっていきますので、それまでのガマンですね!
産後もこんなに痛いなんて!と思いましたが、一つひとつ体が戻るための必要な痛みなんですよね。産後にこんなことがあると知っているだけで、心の準備ができます。痛みなどの症状は人それぞれですが、ぜひ心の準備にお役立てください!
著者:山本かやの
二児の母。ウエディング業界から飲食業に転身後、妊娠を機に退職。現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はガーデニングと家庭菜園。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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