「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、今回はお子さんの鼻水に関する相談です。
Q. 鼻水がズルズル状態です
昨日から生後3カ月になる娘が風邪を引ひいてしまい、鼻水がズルズル状態です。くしゃみをして出て来た分や見える範囲はティッシュや綿棒を使って取っています。しかし、それでもズルズルしています。
口で吸う吸引器を試しに使ってみたのですが、娘が嫌がり少ししか取れませんでした。吸引する回数は1日何回くらいしたらいいのでしょうか?
宮川めぐみ助産師からの回答
娘さんが風邪を引かれてしまったのですね。お鼻がズルズルしているということなのですが、授乳や睡眠に支障はありそうですか?
気になったときに取っていただくことを続けていただき、飲みにくそうにしていたり、眠りにくそうなときに吸ってもらうのでもいいように思いました。1日に何回までという決まりはありませんので、様子を見ていただきながらになります。吸引は大人でも嫌だと思いますので、嫌がられてしまうのも仕方がないとも思います。様子を見ながら吸ってあげてくださいね。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
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鼻水・鼻づまりの原因
多くはウイルス感染です。ウイルスのなかで重要なものにインフルエンザ、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスがあります。これらのウイルス以外は病院で検査することは困難です。インフルエンザ、RSウイルスは鼻汁の迅速検査で診断ができます。ヒトメタニューモウイルスも検査ができるようになってきました。
鼻風邪
さまざまなウィルスが原因です。症状は2週間ぐらい続きます。赤ちゃんは鼻腔が狭い、鼻が詰まっても口呼吸が上手にできない、鼻をかんだり痰を出すのが上手にできない、呼吸をしながら育児用ミルクを飲むため、鼻風邪でも年長児にくらべて症状が強く出ますが、自然によくなります。薬よりホームケアが大切です。
RSウィルス,ヒトメタニューモウイルス
この2つのウイルスは気管支の細いところを好んで感染するため細気管支炎という喘息に似た症状をおこします。新生児や乳児がかかると呼吸が悪化して入院が必要になることもあります。根本的な治療法はなく、気管支を広げる薬やステロイドを使ったりすることもあります。
副鼻腔炎
副鼻腔に鼻汁がたまった状態です。風邪をひくと大なり小なり副鼻腔に鼻汁がたまり副鼻腔炎になります。寝ているときに副鼻腔にたまった鼻汁が、のどに流れ込むと痰が絡む咳をしたり、嘔吐の原因となります。痰を切れやすくする薬を使うこともあります。
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ホームケアが大切
・お風呂にいれてあげると鼻水がでやすくなります。
・水分をこまめにあげましょう。
・鼻汁もこまめにとってあげましょう。
・衣類や室温を調整して熱を下げる工夫をしましょう。
※参考:基礎知識(ベビー)「鼻水・鼻づまり」【監修者:小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生】
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