A子と婚約者がハワイで挙式!?
逆ギレメッセージから2週間後、A子から「やっほー! ついにあんたの婚約者と結婚することになりましたー! パチパチパチ~!」との連絡が届きます。意味のわからない連絡に、私は思わず「なんですって!?」と声が出てしまいました。
A子は彼からプロポーズされたと言うのです。「先週末の朝礼で私の目を見ながら、再来月に大切な人とハワイで結婚式を挙げるから、それに伴い1週間ほど休暇を取らせてもらいますって言ってくれたの!」と浮かれて話すA子。
私は呆れてしまい、「それって絶対にプロポーズじゃないよね」と冷静に伝えますが、彼女は「あれは絶対にプロポーズよ」「特別にあんたを結婚式に招待してあげる。ただし、交通費は自腹でお願いね」と妄想が止まりません。
なるべくA子を刺激しないようにしてきた私ですが、我慢の限界に。私と彼の現状をA子に話すことにしました。
ハワイで挙式するのは私
「あのね、彼と結婚式をするのは私。ちょうど今、式場の下見でハワイにいるのよ」
そう告げるも、A子は「そんなのありえない! 嘘つかないでよ!」とまだ信じていない様子。ここまでくると私だけでは手に負えません。
隣にいる彼にメッセージを見せると、彼も激怒。会社内で余計な噂が広がることを心配し、直接的な拒否を避けてきた彼ですが、「僕から返信する」と私のスマホを受け取りました。
「僕は一度も君と結婚するなんて言っていないだろう。頼むからその怖い思い込みはもうやめてくれ!」
それでもなお、A子は「私たちは愛し合っていたじゃない! 空のお弁当にはメッセージカードも入れてくれたのに!」と引きません。
彼は動じず、「あれは秘書である僕の母が、もったいないからって代わりに食べていただけ。メッセージカードも母が書いたんだよ」と淡々と説明。続けて、「これ以上付きまといのようなことをするなら、警察に相談するよ」と通告。
これにはA子も「そんなひどい男だとは思わなかった!」「あんなとの結婚なんて、こっちから願い下げよ」と吐き捨てて、連絡は途切れたのでした。
勘違い女の末路
その後、私たちは無事にハワイで結婚式を挙げることができました。彼によると、A子はあのやり取り以来、「もう辞めます」とだけ言って会社に来なくなってしまったよう。私も彼女とは一生かかわりたくないと思い、連絡先をブロック。今は彼と平穏な新婚生活を送っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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