今回は、2月生まれの赤ちゃん7,729名の名前から、男女どちらにも名付けられていた人気の「ジェンダーレスネーム」をランキング形式で紹介します。今注目の「ジェンダーレスネーム」は……?!
1位 凛(主なよみ:りん)
「ジェンダーレスネーム」首位にランクインしたのは「凛」。男女問わず人気があり、特に女の子に多く選ばれています。
この名前は、凛としていて堂々とした様子を表す漢字で、強さと美しさを兼ね備えたイメージがあります。厳しい寒さを意味する「凛」は、冬生まれにぴったりの名前です。冬の寒さに負けない強い子を連想します。
2位 柊(主なよみ:しゅう)
2位にランクインした「柊」は、特に男の子に人気がある名前です。「柊(ヒイラギ)」は古来から魔除けの力があるとされ、2月の節分の飾りとしても使用されるなど、邪気を払う象徴として重宝されてきました。漢字のつくりにも「冬」を含むことから、例年冬生まれに増加する名前です。
3位 翠(主なよみ:すい)
3位の「翠」は、鮮やかな緑色を意味し、自然と生命の息吹を感じさせる名前です。女の子の名前ランキングでは、1月の50位から2月は28位へと大きく順位を上げました。
翠色は新しい生命の始まりと成長を象徴し、もうすぐ春が近づくことを連想させます。新しい季節の到来を楽しみにしている気持ちが表れているようです。
4位 柚希(主なよみ:ゆずき)
「柚希」は、4位にランクイン。特に女の子に人気の名前で、女の子の名前ランキングでは、1月の30位から2月は14位へとランクアップしました。
冬至には柚子湯(ゆずゆ)に入る習慣があり、体を温めるとともに邪気を払うとされています。このことから、例年「柚」を用いた名前は冬になると注目を集めます。
5位 葵(主なよみ:あおい)
「葵」は、5位にランクイン。昔から親しまれている美しい葵の花を表します。
葵は高貴さや清らかさを象徴し、子どもに誇り高き人生を願う親心を感じます。葵の花のように、すくすくと明るく育つように願って名付けられることも。
6位 陽(主なよみ:はる)
6位の「陽」は、明るく温かみのある太陽を連想させる漢字です。
特に男の子に人気があり、陽気な春の訪れを感じさせる響きから、活力ある生命力を象徴する名前とされています。
7位 碧(主なよみ:あお)※同率
7位にランクインしたのは「碧」。青い色や深い緑を意味する言葉で、海や空の広がりを表しています。この名前は、男の子に特に人気があります。
海が紺碧の輝きを放つように、美しく輝く人生を歩めるよう願いが込められているようです。
7位 晴(主なよみ:はる)※同率
同じく7位にランクインした「晴」。晴れやかな天気を思わせる名前で、どんな困難も晴れやかに乗り越えられるようにとの願いが込められていることも。
特に男の子に人気の名前で、2月の男の子の名前ランキングでは26位にランクインしました。
9位 楓(主なよみ:かえで)※同率
「楓」は9位にランクイン。楓の木は、美しい日本の秋を象徴します。ジェンダーレスな魅力があり、毎年秋冬生まれのお子さんの名付けで、人気が高まります。
男女どちらにも人気があり、種子が翼のような形状をしていることから、「大空を羽ばたくように成長するように」という願いが込められることがあります。
9位 暖(主なよみ:はる・だん)※同率
同率9位にランクインしたのは「暖」。男の子の名前ランキングでは、1月の33位から2月は21位へ順位を上げました。
「暖」にはその字のとおり「暖かい」という意味合いがあり、寒さが厳しい2月に生まれた子に温かさとやさしさを願う親御さんに選ばれることも。男の子では「だん」、女の子では「はる」とよむことが多いです。
◆「ジェンダーレスネーム」ランキングは、近年人気の「一文字ネーム」が9つもランクインし、シンプルな名前が人気を集めた結果となりました。また、「凛」「柊」といった季節感のある名前が上位にランクイン。これから赤ちゃんの名付けを考えている親御さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
photo:@__e.s.75さん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間2025年2月1日(土)〜2025年2月25日(火)
回答件数:7,729件(男の子:4,003件/女の子:3,726件)