「ああ…ついに…」訃報を知らせる病院からの電話に予感が的中 #預金資産ゼロの父が倒れた話 180
「預金資産ゼロの父が倒れた話」第180話。2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。
エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。
介護施設に入所後、医師からもう回復は望めないと言われ、要介護度は4に。続けて「自然な最期を施設で迎える」形で良いかと確認され、エェコさんは電話口で震撼。しかし脳裏に浮かんだのは、「自然に死なせて」というお父さんの言葉でした。新型コロナ対策で面会謝絶が続く中、お父さんは食事もとれなくなり、「覚悟が必要」とのこと。特別に防護服での面会が設定されました。最後かもしれない面会前夜は眠れなかったエェコさん。3カ月ぶりのお父さんは痩せ細って起き上がれず、ゼリー水をやっと2口という容態にもかかわらず、「大丈夫か、ここの金は……」とボソリ。以前は「心配なら貯金しておいて」とイラつかされたあの言葉が、今は愛おしくて涙腺崩壊。「大丈夫、私がやっている」「お前に任せていたら安心だ……」これが最後の会話となりました。退室時、「また来る」としか言えなかったエェコさん。約束は守られないとわかっていたのです。
エェコさんは、施設の方の励ましを聞きながら、お母さんの最期を思い出しました。お母さんは親族一同にみとられて逝去したけれど、お父さんはたったひとり……。間もなく訪れるその瞬間を、何もできず連絡を待つのみという現実。エェコさんは「なんて残酷なの……」と唇をかみしめていました。
1週間が過ぎて








面会から1週間後。施設から連絡があり、今度は父が発熱し血圧が測れない状態になったということでした。そして数日が過ぎ、深夜にスマホが鳴ったのです。
時計を見ると0時22分。「あぁ……ついに……」と私は察しました。その電話はやはり施設から。父の訃報を伝える連絡でした。
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面会の後、わずか1週間で再び危篤に陥ったお父さん。そのまま帰らぬ人となりました。事前に覚悟はできていたとはいえ、その悲しみは計り知れません。どうかエェコさんに寄り添う家族の存在に救われますように。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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