お迎えに向かう途中で突然の大雨
妊娠7カ月ごろ、いつものように息子のお迎えに向かった私でしたが、少し歩くと雨がポツポツと降り出し、すぐに大粒の雨の本降りに。傘を持っていなかった私はいったん家に戻ることを余儀なくされました。
保育園までは徒歩で15分の道のり。家に戻ってもまだ間に合うだろうと思い、特に保育園に連絡することなく傘を取りに戻り、再び保育園に向かいました。
雨に濡れた道でまさかの転倒!
家から保育園へ向かう道は雨で滑りやすくなっていて、そこで私は見事に転倒……。おなかは打っておらず大事には至りませんでしたが、膝を擦りむいてしまいました。
歩けないほどではなかったので何とか保育園に到着しましたが、時刻は午後4時32分。遅刻してしまった私は、先生方に謝りながら保育園に入りました。
先生に怒られてしまい…
担任の先生からの第一声は「遅れられると困ります」でした。私は転んだ衝撃で髪の毛が乱れ、膝から血も出ている状況でしたが、先生の目には入っていない様子。事情を説明しましたが、「多くの園児がいる中で個別の事情は認められない」とのことで、「延長料金をいただきます」と言われてしまいました。
少し悲しい気持ちになりましたが、遅刻してしまったことは事実ですし、先生の言うことも理解できるので、延長料金を支払おうとしたところに、偶然、園長先生が通りかかりました。
すると、個別に改めて事情を聞いてくださり、今回のことは特別措置として扱っていただけることになり、延長料金を払う必要はなくなったのです。
正直、血も涙もないお迎えルールに、涙が出そうになりました。とはいえ、先生の言う通り多くの園児が通う保育園。私もある程度のルールは必要であることは理解しつつ、予想できないイレギュラーも考慮してお迎えに行くべきであったと反省し、その後はさらに余裕を持って行動するようになりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:田中さくら/40代女性。2013年、2017年生まれの息子たちのママ。バリスタとしてカフェに勤務。キャンプ、おいしいコーヒーの追求、筋トレが趣味。また、自然の中で外ごはんを食べるのが大好き。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)