さかなクン著『さかなクンのさかなレシピ 日本一の魚通が教えるギョギョうまっ!なおかずたち』の絶品レシピ!
今回参考にしたのは、魚類学者・さかなクンの書籍『さかなクンのさかなレシピ 日本一の魚通が教えるギョギョうまっ!なおかずたち』。
軽妙なトークとユニークなキャラクターで幅広い世代に愛されるさかなクンが手掛けた、魚好きにはたまらないレシピ本です。
内容は「定番魚料理をもっとおいしく作る」「魚介で作る人気のメイン料理」「ごはんにもお酒にも合う居酒屋の魚料理」の3部構成。
さらに、さかなクンの魚イラスト&魚情報やニュージーランド留学中の思い出のレシピ再現など、見どころが盛りだくさんです。
その中から見つけた「まぐろの手巻きユッケ」を試してみました。
※2025年3月現時点で紙版は在庫がなく、電子版のみの配信です。
さかなクン「まぐろの手巻きユッケ」の作り方
材料(4人分)
・くろまぐろ(1サク)…300g
さかなクンいわく、サクのまぐろは空気に触れる面が少ない分、新鮮なのだとか。買うときの参考にしてくださいね。
※くろまぐろが手に入らなかったので、きはだまぐろを使っています。
【A】
・コチュジャン…大さじ2
・しょうゆ…大さじ1強
・砂糖…小さじ1/2
・にんにく(すりおろす)…1/2片分
・ごま油…大さじ1
・酒…小さじ2
【B】
・サンチュ、えごまの葉、ラディッシュ、キャベツ(茹でる)…適量
・韓国海苔…適量
※今回は半量で2人分作りました。
作り方①くろまぐろと【A】を和える
【A】をボウルに入れて混ぜ合わせ、叩いたくろまぐろと一緒に和えます。
作り方②【B】の野菜や韓国海苔で巻いて食べる
【B】の野菜や韓国海苔で①を巻いていただきます。ラディッシュの切り方は特に指定されていなかったので、レシピに載っていた写真を参考に4等分に切りました。
ピリ辛×コク深い味わいがクセになる!
野菜でまぐろを巻いてパクッと食べてみると、ギョギョギョ〜と叫び出したくなるくらい美味しい!
まぐろの濃厚な旨みとコチュジャンのピリッとした辛み、ごま油の風味、えごまの清涼感のある香りなど、いろんな味が口の中を駆け巡ります。
茹でたキャベツが良い甘みを出していて、ラディッシュはシャッキシャキ。韓国海苔の磯の香りと塩気も効いています。
味としてはサムギョプサルの豚肉をまぐろに変えた感じでしょうか。ほんのりとやってくるにんにくの香りもたまりません。
味が濃いのにたっぷりの野菜のおかげで後味はさっぱり。
これが白身のあっさりした魚だったらコチュジャンに負けそうな気がしますが、味が強いまぐろだからこそ、風味がまったく消されていないんです。
最初は全部の野菜を使ってみましたが、二口目以降はお好みの組み合わせで。
サンチュとえごまの葉を使うと、マイルドな苦味とクセのある香りが広がりあっさりした味わい。
キャベツだけで巻くとみずみずしさと甘みが強く、また違った風味を楽しめます。
えごまの葉は苦味と少しえぐみがあるので、好き嫌いが分かれそう。苦手な方は大葉を入れるのもおすすめです。
アレンジでご飯を入れて「ヘルシー手巻き寿司」
食べていると、どうしても白ご飯が欲しくなりました。ということで、一緒に巻いてみることに。
絶対に美味しいと思っていましたが想像を超えてきました。
野菜のシャキシャキ、ねっとりしたまぐろにモチモチ食感が加わって口の中が幸せ。コチュジャンの辛さとほのかな甘みがご飯と抜群に合うんです。
野菜をたくさん使うのでご飯が少なくても食べ応えがあり、満足感もアップ。手巻き寿司パーティーをするときに、変わり種として並べても喜ばれそうです。
まぐろの新たな魅力を発見!
「さかなクン=魚に詳しい面白い人」という印象で、正直料理のイメージがありませんでしたが、さすがは魚のプロ。まぐろの魅力を存分に引き出した美味しさに驚きました。
しょうゆとわさびで食べる定番の味に飽きたら、ぜひ試してみてくださいね。