日々の生活をこなしていると、妊娠に気づかない場合があります。妊娠していることを7ヶ月まで気づかず、たばこやお酒を摂取していた場合、どのような影響があるのでしょうか。
Q. 7ヶ月まで妊娠に気づきませんでした
私は42歳ですが、月経不順のため、7ヶ月まで妊娠していることに気づきませんでした。先月、お腹の中が動くので「まさか!」と思い、妊娠検査薬を使ったところ、陽性反応があり、産婦人科で検査したら妊娠7ヶ月でした。
私は水商売のお店を経営しており、毎日お酒をたくさん飲み、たばこも吸っています。来週血液検査をしますが、胎児の健康状態が心配です。高齢のため出産にも不安があります。上には15歳の娘がおり、健康ですが、今回の妊娠・出産で気をつけるべきことはありますか?
A.まずは飲酒をやめて禁煙しましょう。
アルコールは、胎盤を簡単に通過し、胎児の細胞の増殖や発達を妨げます。したがって、大量の飲酒は明らかに有害となります。 妊婦が常習的に大量の飲酒をする場合、流早産や死産が引き起こされるだけでなく、「胎児性 アルコール症候群」によって、胎児の先天異常、発育遅延、脳中枢神経障害などが生じます。 特に、妊娠初期には重篤な異常が発生することもあります。
飲酒は控え、睡眠を十分にとり、バランスの良い食事をとるように心がけてください。深夜ま で働く習慣がある場合、食事が不摂生になりやすく、疲れをためやすいと思われますので、できるかぎり生活習慣を見直してみてください。また、妊娠中の喫煙は妊婦にも胎児にも害でし かありませんので、禁煙をしてください。
(回答/天神先生)
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