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公園で見知らぬパパか息子のおもちゃを勝手に使用。抗議しても聞いてくれず…パパの子どもが痛快な一言

ある休日、子どもたちを連れて地元の公園で遊んでいたときの出来事です。4歳の息子のブームは砂場遊びで、持ってきたスコップやじょうろ、おもちゃのアイスの型を使ってもくもくと遊んでいました。そのすぐ横で7歳の娘のブランコを押していると、砂場に3歳くらいの男の子を連れた父親が登場。父親は息子が遊んでいるおもちゃを指さしてきて……!?

 

知らない父親が息子のおもちゃを…

男の子の父親は「あれ好きなんじゃない? 貸してって言ってあげようか?」と男の子に話していました。その様子に私が気づいて声をかけようと近づき始めた瞬間、「ちょっと貸りるね~」と父親は息子の返事を待たず、そばに置いてあるおもちゃを奪う形で持っていったのです。息子はきょとんとした顔。それを嫌がっていないと判断したのか、父親は「ほら、貸してもらったよ~、よかったね~」とにこにこしながら男の子におもちゃを渡します。

 

一瞬の出来事に私もあ然としましたが、怒りがふつふつと湧いてきて、急いで父親に近づき「うちの息子が使っているので、勝手に取らないでください」と声をかけました。父親はまさか指摘されるとは思わなかったのか、驚いた様子。しかし謝罪しないどころか「ちょっと待っててくださいよ~、すぐ返すから~」とバツの悪そうな表情で言ってきました。

 

あまりの非常識さに反論しようとしたときです。父親の横にいた男の子はニコニコと笑顔で息子に近づき、「一緒に遊ぼう! これかーしーてー」と尋ね、息子は「いーいーよ! 遊ぼう!」とすぐに打ち解けました。さらに男の子は、父親に向かって「パパ! いいよって言われないとダメなんだよ!」とビシッとひと言。自分の子どもに面と向かって説教された父親は、恥ずかしそうに「そうだね……」と言い、うちの息子には「勝手に取ってごめんね」と謝ってくれました。

 

男の子が「悪いのはパパだ」とはっきりと父親に言い、また父親もすぐ改心し息子にちゃんと謝ってくれたので、私のモヤモヤした気持ちはなくなりました。大人が対応を間違えてしまったとき、子どもの素直さに教えてもらうこともあるのだなぁと感じた私。子どもにとって悪いお手本にならないように、これからも言動には気をつけようと思った出来事です。
 

 

著者:宮本真由美/30代・ライター。8歳の娘と5歳の息子の子育てに翻弄されるパートママ。年1回の大好きなディズニー旅行のために日々奮闘している。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)

 

 

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