閉経が遅くなる!?ウワサ3つ
【ウワサ1】子宮筋腫があると遅くなる?
子宮筋腫があるからといって閉経が遅くなるわけではありません。しかし、閉経が遅くなるほど子宮筋腫になる確率は上がります。閉経年齢が遅れる分、卵巣からの女性ホルモンの分泌期間が長引くためとされています。
ただ、子宮筋腫があると不正出血が見られることがあるので、それを生理と思ってしまうことは考えられます。
【ウワサ2】太っていると遅くなる?
直接的には関係ありません。ただ、太っている人には脂肪細胞エストロンという物質が産生されますが、エストロンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをします。その影響で、体が勘違いして不正出血することがあるので、それを生理と勘違いしてしまうことはあります。
また、太っていると子宮体がんのリスクが増えます。がんによる不正出血が続いているとも考えられます。
【ウワサ3】パートナーとの行為が多いと遅くなる?
ときめきホルモンであるセロトニンは、女性ホルモンの代役のような働きをします。セロトニンが出ていれば自律神経が整い、生理が安定しやすくなります。生理が安定すれば遅くなるかはわかりませんが、早くはならないでしょう。
ただ、これは行為が多い=愛されていると感じて(精神的な満足感が得られて)心のバランスが保たれる場合。行為が多くても、愛されてると感じられない、つらいと思っていたらときめきは得られず、メンタルも不安定になるので、かえって状態が悪化します。
閉経が早くなる!?ウワサ3つ
【ウワサ1】レスだと早くなる?
これも先ほどと同じく、パートナーとの行為とは別のところで愛情やときめきが得られれば、関係ありません。ちなみに、閉経が早いと性交痛があるため、レスになりやすい傾向はあります。
【ウワサ2】若いころから生理不順だと早くなる?
生理不順と閉経の年齢は関係があります。生理不順が続いているということは、卵巣の機能が弱いということ。卵巣の機能が弱いと閉経は早くなります。
【ウワサ3】出生時の体重が少ないと早くなる?
低出生体重児など、出生時に体重が少なかった場合は閉経が早い傾向にあります。成長とともに臓器の成熟度が上がらない場合、閉経は早くなりやすくなります。
閉経年齢はコントロールできない
人によって環境、性格、体質は異なるため、閉経時期に個人差があるのは当たり前のことです。閉経年齢はコントロールできませんが、それまで順調に生理が来ていたのに突然止まるというケースは少なく、多少なりとも不安定な時期を経て、閉経に向かっていきます。1年間継続して生理が来なければ閉経となります。
更年期症状の一番の治療法は心の安定です。自分はどうあれば心が安定するのか見つめ直して、閉経を受け入れる準備をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか? 閉経が早く来てほしい、遅くなってほしいと思いは人それぞれだと思いますが、自分に与えられた時期を受け入れ、どうやって不調と付き合っていくのかが大切なような気がしました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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取材・文/mido
ライター歴25年以上。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。