昔は目の疲れとは無縁だったのに…
私は小学生低学年のころから本を読むことが好きで、学年が上がり分厚い本も読めるようになると、休みの前日などは夜通し本の文字を目で追うことがありました。映画を見ることも好きだったので、レンタルしては長時間テレビ画面に釘付けになることもよくありました。そんな目を酷使するようなことをしていても、若いころは目が疲れたと感じたことはなかったのです。
ところが40代になった今、仕事でパソコン画面を長く見ていると目が疲れたと感じるようになりました。さらに、目の疲れだけではなく、肩凝りまで感じます。私にとって肩凝りは40代にして人生初めての経験でした。以前の仕事はデスクワークではなく立ち仕事で、仕事がそのまま筋トレになっている面もあり、肩凝りどころか体が丈夫になった気さえしていました。
デスクワークとなって初めて感じる肩の重さや痛みに、「これが世に聞く肩凝りか」と妙に感心した私。友人に話すと、友人は「肩凝りは目の疲れから来ることもあるよ。さらに目の疲れは頭痛や全身の倦怠感につながることもあるから気を付けて」とアドバイスをくれました。私はこれまで、自分には無縁だからと疲れ目や肩凝りに関する情報をスルーしてきましたが、もう40代なのだから無縁ではないのだと反省したのでした。
友人に教わった方法で少しラクに
友人は「ちゃんと休んでも目の疲れが取れなかったり頭痛が続いたりしたら眼科に行ったほうが良いよ」と前置きしながらも、「市販のビタミン剤を飲むとラクになるよ」と教えてくれました。私は早速ドラッグストアでビタミン剤を購入。友人はケアマネジャーの仕事をしており医学的な知識を持っているので、私にとってはすぐに試しても良いと思える説得力があるのです。
実際、ビタミン剤をいつも飲むのではなく長時間の仕事など目を酷使したときに飲むだけでも、疲れ目や肩凝りが軽くなったように感じました。
友人もデスクワークが中心なので同じく疲れ目には悩まされているそうで、他にも、緑黄色野菜など目の健康につながる食べ物や、濡らしたタオルを絞ってラップに包み30秒から1分レンジで温めたホットタオルを目に当てるケアも教えてくれました。
友人は、パソコンやスマホから出ている、目に良くないと言われるブルーライトをカットしてくれる眼鏡を使ってみたりしたこともあるそうです。ただ、友人の場合はブルーライトカット眼鏡を使うとかえって目が疲れてしまったそうで、目だけでなく健康のためには「適度に休憩してしっかり栄養をとって良く寝ることに尽きる!」と笑っていました。
ビジョントレーニングを知る
友人と話した日から少したったころ、私は子どもの学校行事で「ビジョントレーニング」というものを知りました。
子どもの場合は発達支援を主な目的としてビジョントレーニングをおこなうと学校の先生から説明があり、その後、私は目の準備運動と、ランダムに散った1から50の数字を順に見つけるトレーニングを体験。
準備運動は、左右の腕を肩幅ほどに広げて前に伸ばしそれぞれ親指を立て、目だけ動かしてそれぞれの親指を1秒ずつ交互に見る運動と、片方の腕を顔の近く、もう片方の腕は前に伸ばした弓矢を構えるような姿勢で指を立て、手前と奥の指を1秒ずつ交互に見る運動などでした。
私は目の準備運動や数字探しをおこなう中で、普段使っていない目の周りの筋肉を動かせた感覚があり、気持ち良く、少し目の疲れがほぐれたことに気付きました。
詳しく知りたくなり調べてみると、眼科医監修の書籍によればビジョントレーニングは視力回復のトレーニングではないものの、何歳からでもおこなうことができて、動体視力や空間認知能力などの視覚や目の周りの筋肉を鍛えるのにも有効なのだそうです。
そして全身の筋トレで疲れにくくなるのと同様に目の周りの筋肉を鍛えれば、疲れ目やそれに伴う肩凝りの予防に役立つそうで、体験した目の運動をまずは1日1回続けてみようかと思っています。
まとめ
思えば私は子どものころ「目を休ませるために遠くを見なさい」と親や学校の先生に言われ、日常的に空など遠くを眺めていました。若かったというのもありますが、そんな小さな積み重ねもあって夜通し本を読んでも目が疲れなかったのかもしれません。以前と違ってしっかり目が疲れるようになった40代の今、友人に聞いたビタミン剤やホットタオルとともにビジョントレーニングも取り入れることで、効率的に疲れ目の予防につなげたいと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:岡野鈴/40代女性・映画好きな在宅ワーカー。40代になって最初の変化は、涙もろくなったこと。夫と2人の子どもと、3人暮らし。なんでもない平凡な1日が暮らせたら、それだけで感謝。
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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