当時の私は、結婚したらすぐ妊娠すると思っていました。「今月こそ妊娠していますように」と毎月願っていましたが、1年経ってもなかなか妊娠しませんでした。そんな私が基礎体温を測り始めて自分の体と向き合い、体力づくりや冷え性の改善をしたら妊娠することができました。今回は、そのときの体験談をお伝えします。
理想のグラフは二相性……でも私はジグザグ
みなさんは、基礎体温の理想的なグラフをご存じですか? 基礎体温のサイトで調べると、理想的なグラフは高温相と低温相に分かれる二相性。しかし私が基礎体温を1カ月間測ってみたところ、機器本体に表示される基礎体温グラフはジグザグでした。
早く子どもが欲しいのに、このままで妊娠できるのだろうか? という不安はいつも頭の片隅にあり、何をしていても気分が晴れることはありませんでした。
3カ月間で体質改善
基礎体温がジグザグなので病院に行こうと考えましたが、先に「自分でできることをやってからにしよう!」と思いました。自分ができることは、まず体を温める、そして運動をして体力をつけることです。
それから毎日、体を温める効果のある根菜類を食べたり、生姜湯を飲んだり、下腹部を冷やさないように季節関係なく腹巻きを着けていました。そして体力をつけるために、自宅周辺や当時勤務していた会社周辺を20分間ほどウォーキングすることに。3カ月間実践した結果、基礎体温グラフが少しずつ高温期と低温期に分かれ始めました。
諦めずに続けた結果、待望の妊娠!
グラフが二相性になってきたことで、「これは良い兆候だ!」と思い、体を温めることと、体力づくりは諦めずに続け、4カ月目に突入。最低温日かなと思う日にタイミングを合わせて、夫婦仲良ししました。そしてその後すぐに高温相になり、妊娠の可能性が分かるまでの2週間がとても長く感じました。
その後2週間以上過ぎても高温相は続き、機器本体には「妊娠マーク」がついていました。飛び上がって喜びたい気持ちを抑えて検査薬を試した結果、陽性! 病院へ行き、胎嚢を確認して夫婦で大喜びしました。
基礎体温を測ることで、自分の体の状態を知ることはとても大事なことだと分かりました。基礎体温は子どもを産んだあとでも自分の体を知るバロメーターになるので、続けていこうと思っています。
著者:長谷川モリジ
8歳、4歳男子、1歳女子の3人子育て真っ最中。調剤薬局事務、秘書、ビジネス文書検定保有。夫の両親、祖父と8人暮らし。今は地元にコワーキングスペースを作る活動している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。