2人だけの人生を歩もうと心に決めていますが、二郎さんは母親からの孫催促や同僚の出産報告にプレッシャーを感じ、精神的に追い込まれていました。
そんなある日、実家で開かれた親戚の集まりにひとりで参加した二郎さんは「子どもをつくれるのに、つくらないなんて親不孝だ!」と親族から一方的に責められてしまいます。
デリカシーのない発言を繰り返す親族に、二郎さんは「実はDINKsなんだ!」「子どもを愛せる自信がない」と打ち明けました。すると……?
決死の思いも虚しく…
今まで隠していた自分の気持ちを打ち明ける二郎さん。
しかし、その思いが親族に受け入れられることはありませんでした。
二郎さんの祖父は、お酒を頭からかけて「甘ったれんな! お前みたいなガキがワシは一番嫌いなんじゃ!」と強い言葉でなじります。
毒親に育てられるなか、二郎さんにとって唯一の心の支えだったやさしい祖父。
ひどい祖父の言葉にショックを受け、心が折れてしまうのでした。
子どもは周囲から強制されてつくるものではありません。子どもをもたず夫婦でふたりの人生を楽しむ、そんな夫婦の形があってもいいのではないでしょうか。
親や祖父母の世代は「子どもを産んで初めて一人前になる」という考えが染みついている方も多いかもしれませんが、夫婦や家族のあり方について寛容な目線を持ってほしいと感じます。
尾持トモさんの連載は、ブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。