ある日、実家で開かれた親戚の集まりにひとりで参加した二郎さんは「子どもをつくらないなんて親不孝だ!」と親戚から一方的に責められてしまいます。
二郎さんは「実はDINKsなんだ!」「子どもを愛せる自信がない」と打ち明けますが、かえって親族たちの反感を買ってしまい、幼いころに唯一心の支えだった祖父にも拒絶され、母親からは「親不孝者!」など無神経な言葉で責め立てられてしまうのでした。
精神的に追い詰められた二郎さんは、強迫観念に駆られ、ツキミさんに「子どもをつくらないと」と迫りますが……。
予想外な夫の言葉
ツキミさんが二郎さんを洗脳したと、電話越しに激怒する二郎さんの母。
子どもがいるイメージができるように、ベビー用品店に連れて行くと強要します。
そんな二郎さんの母にうんざりしたツキミさんは「いい加減にして!」と電話を切ります。
その傍らで精神的に苦しむ二郎さん。
ついに「ツキミが産んでれば、俺がこんなに責められることもなかったのに!」と妻を責めてしまうのでした。
プレッシャーをひとりで抱えきれなくなった二郎さんは、ついにツキミさんにひどい言葉を浴びせかけ、責任を押しつけようとします。周囲から責め立てられ逃げ場がないのはわかりますが、いちばんの味方であるツキミさんを責めるのは良くありません。
いかなるときもお互いの気持ちを尊重しながら支え合っていけるといいですね。
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