授業を休みたかった私
私は生理が重いほうで、学生時代は度々、体を動かす必要のある授業を休むことがありました。しかし、多くの先生は理解してくれたのですが、体育の女性の先生だけは生理のつらさをわかってくれず、悩みの種でした。
先生から衝撃の言葉が!
そんなある日、生理2日目だった私は、同じく生理の生徒たちと一緒に体育の授業を休もうと先生のもとへ。すると、先生は訝しげな顔でとんでもないことを言ったのです。
「今までは仕方なく許してきましたが、もうダメです。そもそも、私は生理が軽いので、あなたたちの言うことが信じられません。授業に出なさい」。
私たちは驚愕し、生理の症状は人によって違うこと、自分の症状を詳しく説明するなどして、いろいろと先生に反論。結局、先生は埒が明かないと思ってあきらめたのか、「好きにしなさい」と言ってその場を去って行ったのでした。
当時は今よりも生理を理解してくれない人が多く、生理が重い私はいろいろとつらい経験をしました。中でもこの先生の発言は、女性だからといって生理の重さを理解してくれるわけではないと学んだ出来事でした。
著者:中里涼子/30代女性・10年以上ライターとして活動。アメリカの大学への留学経験あり、女性の悩みなどなどの多くのジャンルの記事を執筆。
作画:ちゃこ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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