刺身を格上げするスペシャルな薬味のレシピとは
今回参考にしたのは、BSテレ東『和田明日香とゆる宅飲み』で、料理研究家・和田明日香さんが紹介した「充実の刺身」です。
一見すると不思議な料理名ですが、食べればきっと納得。目を引くこと間違いなしで、おもてなしの食卓にもおすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
和田明日香さん「充実の刺身」の作り方
材料(食べたい分量で)
・刺身…食べたいだけ
・大葉…5枚
・みょうが…3個
・生姜…1片
・かいわれ大根…1パック
・小ねぎ…3本
・ポン酢…大さじ2
・めんつゆ…大さじ2
・ゆずこしょう…小さじ1/2〜1
・米油(サラダ油でも可)…大さじ2
作り方①薬味を切る
大葉とみょうが、生姜を細切りに、小ねぎは小口切りにします。かいわれ大根は根元の部分を落とし、氷水に漬けておきましょう。
作り方②タレを作る
めんつゆとポン酢、ゆずこしょう、米油をボウルに入れて、よく混ぜます。
作り方③薬味をタレで和えて盛り付ける
①で用意した薬味をサラダスピナーなどで水切りし、②のボウルに加えます。手でふわっと和えて、刺身とあわせて盛り付けたら完成です。
【実食】まさに充実!新しい刺身の食べ方に感激
右手奥に見えるのが、薬味の山です。わさっと遠慮なく取って食べられる量なのが嬉しいですね。
まずは薬味だけで食べてみると、氷水で冷やしたかいわれ大根のパリッとした食感に驚き。これは、期待大です。
薬味をたっぷりと取って、マグロと一緒に食べてみました。
大葉やみょうが、小ねぎ、生姜の風味とフレッシュな食感が、マグロの濃厚な旨みと絶妙にマッチ。控えめながら、めんつゆのだしの風味もほんのりと感じられます。
まるでお洒落な和風カルパッチョのような爽やかな味わいに、お箸が止まりません。これは確かに、充実の刺身です。
また、米油を入れたことで具材同士がしっとりとまとまり、刺身にもタレの味がよく絡みます。
ポン酢とめんつゆじゃ物足りないかも……と思っていましたが、十分満足できました。
プリプリの生エビに薬味をのせると、食感のコントラストが絶妙。
生姜やみょうがのほどよい辛みが生エビの甘みを引き立て、ゆずこしょうが爽快感をプラスしてくれます。
エビは2尾しか入っていなかったので、1人で食べていて良かった〜と、思わず薄ら笑い(昔話なら、バチが当たるタイプの欲張り婆さん)。
後日カツオのたたきを食べた際にも、すかさず薬味を用意しました。
これがもう、心震える美味しさ。居酒屋のメニューにあったら、その店に足繁く通いますとも。
カツオの旨みと薬味の香りが交わり、ジューシーでありながらもさっぱりとした味わいが口いっぱいに広がります。
3月〜5月頃は、初ガツオが旬を迎える季節なので、ぜひ試してみてくださいね!
汎用性抜群の薬味、オリジナルでアレンジしてみた!
もし薬味が余ったらおつまみとしてそのまま食べても良いのですが、冷奴にのせてもよく合います!
普段は冷奴に醤油をドボドボかけがちなのですが、薬味の風味や辛みをしっかりと感じられるので醤油なしで食べられました。
続いては、ちらし寿司のトッピングに!
酢飯に好きな具材をトッピングして、タレで和えた薬味をのせるだけ。
こちらもまた、醤油なしでいけちゃいます。みょうがやゆずこしょうの爽やかな風味、ポン酢のまろやかな酸味がアクセントになった、少し大人向けのちらし寿司です。
さっぱりしている食べ物は軽く感じるので、つい食べ過ぎてしまいます……!気づくと止まらなくなっていることもあって、意外と油断できないですね。
刺身を引き立てるとっておきの薬味をぜひ試してみて!
今後刺身を食べるときには欠かせなくなりそうな薬味のフルセットは、おつまみやおもてなしにもおすすめ。
工夫次第でアレンジも無限大なので、ぜひお試しくださいね。