先輩のまさかの行動に…感激!?
私は中学生のころ、剣道部に所属していました。私の学校の剣道部はみんな白袴。汚れも目立ちやすくて嫌だなと思うことも多くありました。
ある日の部活中。急におなかが痛くなったのですが、袴を着たままではお手洗いに行くのが難しく、私は腹痛を我慢しながら練習に励んでいました。すると、部内で1番怖い先輩から突然名前を呼ばれた私。一瞬「何かしてしまったかも」と焦っていると、先輩が急いで駆け寄ってきてくれ、なんと手にしていたジャージを腰に巻いてくれたのです。そして小声で「生理になっているから、お手洗いに行ってきな。ジャージのポケットにナプキン入っているから。それから、もう着替えておいで」と……。正直、普段から厳しく怖い先輩だったので、まさかの言動に驚いてしまいました。
ただ、生理がきてしまったのだとハッとし、私はそのまま急いでトイレへ。先輩がポケットに入れてくれたナプキンを着け、そのまま更衣室に行くことに。袴を脱ぐと、たしかに経血のシミが少しついていました。白い袴ということもあり、わずかなシミでも結構目立っていました。
そしてジャージに着替え、私は先輩の元へ。お礼を言うと、先輩は「全然。私も前に同じことをして先輩に助けてもらったことがあったから。困ったときは協力しないと」と言ってくれました。先輩の神対応に感激した私は、「自分も同じことをしたい」と思うように。当時はまだ生理周期も安定しておらず、いつ生理がくるかわからない状態でした。そのため、先輩の行動には本当に助けられました。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
著者:笠岡花子/40代女性・専業主婦。年の差姉妹の母。
イラスト:ふるみ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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