脱衣所で経血を見た私たち
今でも覚えている、私が4歳、弟が3歳だった日の出来事です。母と一緒に3人でお風呂に入りました。私と弟は体を洗い終えたものの、母はまだなのに私と弟を連れて、「もう上がろう」と脱衣所へ行ってしまいました。
いつもと違う母の行動を不審に思った私は、「ママ、どうしたの?」と質問。母は微笑みながら、「なんでもないよ。体を拭いてパジャマを着てね」と言って脱衣所の外へ。
そして、ふと足元のマットを見ると、そこには血が付着していたのです。今の私なら経血だとわかりますが、まだ生理を知らなかった当時の私は、母が怪我をしたのかと勘違いしパニックに。
父親も駆けつけ…
私につられ弟もパニックになり、2人で「ママ、どこにいるの〜」と母のことを大捜索。母はトイレでナプキンを着けていたようですが、私たちは大声で泣きながら「大丈夫? けがしたの?」とドアを叩いた記憶があります。
そして、騒ぎに気づいた父も駆けつけ「何があった!?」と聞いてきたため、私は「ママが怪我しちゃったの」と返答。一瞬、父も動揺していたものの、トイレの中から母が「大丈夫、生理だから!」と叫び、父に連れられ、私たちはリビングに戻ったのでした。
それから数年後に、母は「あのときは〜」と言いながら生理について教えてくれました。パニックになってしまった自分の経験から、私は娘たちに、生理の話は小さいときから少しづつしています。
著者:大野肉美/40代女性・2015年、2019年生まれの女の子を持つ母。趣味はK-POPや音楽活動。日常生活のクスっと笑えるエピソードを読んだり聞いたりするのが大好き。モットーは「一日一笑」。
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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