子どもよりゲームを優先した夫
ある日娘たちを寝かしつけたあと、私は1階のリビングで残っていた家事をこなしていました。時計を見ると21時。夫は前日夜勤で疲れているようだったので、私は「寝てて大丈夫だよ」と伝えます。夫は「ありがとう。先に寝るね」と言って2階に上がっていきました。
すると23時ごろ、1歳の次女が夜泣きをし始めました。夫も一緒に寝ているはずなので対応してくれるだろうと待っていると、なぜか夫から1本の電話が……。出てみると。「次女ちゃんが泣き止まないよ~。来られる?」とまさかの呼び出し。夜泣きの対応ぐらいしてほしい、とイライラしながらも2階の寝室に向かうと、なんと長女が次女をあやしてくれていました。え? 夫はどこ!? と思いながらもまずは次女をあやすことに。無事次女がまた眠ってくれてひと安心したところで、長女に「目が覚めちゃったの?」と聞くと「うん。次女ちゃんの泣き声で目が覚めちゃったの」とのこと。長女はわざわざ起きてあやしてくれていたのです。
長女にお礼を言っていると夫が寝室に入ってきて、「次女ちゃん寝てくれてよかったね」と満面の笑顔。私がイラッとして「どこにいたの? 疲れてるからって一緒に寝るんじゃなかったの?」と言うと、「いやぁ、やっぱりゲームしたくなっちゃってさ」と言うのです! どうやら書斎でいつものようにゲームに没頭していた夫。次女が泣いているとき、ちょうどゲームから手が離せないタイミングだったと言うのです……。泣いている娘を放っておく理由がそれ……? と私は苛立ちが募り、たまらず叱ろうとすると「パパ来る気なかったでしょ。次女ちゃんほっとくなんて最低~!」と長女が大人顔負けの発言で、夫を一喝してくれたのです! 大好きな長女からの言葉が胸に刺さったのか、しょんぼりしている夫。「……ごめん! 今日はもうゲームしないから」と反省してくれました。私は長女に「あやしてくれてありがとう」と感謝を伝え、夫にはゲームよりも娘たちを優先するよう改めて注意しました。
私からの注意よりも、大好きな長女からの言葉が響いた夫。その日以降ゲームはするものの、娘たちの寝かしつけなどを積極的に行ってくれるようになりました。私も夫のように長女に注意されることがないよう、自分の言動に責任を持とうと改めて思った出来事です。
著者:松下芽生/20代・ライター。2歳と6歳の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとに、お菓子を食べながらゆっくりとネットショッピングをするのが至福の時間。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
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