彼は会社の先輩
私と彼は、同じ会社の先輩・後輩関係。私が新卒で入社し、先輩の彼は隣のデスク、隣の駐車場と何かと接点がありました。当時の私は結婚はおろか、恋愛をする気は一切なく、早く仕事を覚えようと必死。そのうえ、当時の彼は口数が少なく、あまり社交的ではなかったので出会ってから半年ほどは仕事のこと以外の会話はありませんでした。
半年が過ぎて、私が仕事にもだいぶ慣れてきたとき、私と彼の関係を動かす大きな出来事が起きたのです!
意気投合。一気に距離が縮まって
仕事で学会に行くことになり、その学会の会場へ一緒に行かないかと彼のほうから誘われました。特に断る理由もなかったので、彼の誘いをOKし一緒に行くことに。
車で会場に向かうことになり、彼と初めていろいろな話をしてみると、共通の趣味があり、すぐに盛り上がりました。それをきっかけに、会社での会話も増え、お互いの友人や会社の同僚を交えてプライベートでも遊ぶように。
彼と一緒に過ごす時間がどんどん増えていき、私はしだいに彼に惹かれていきましたが、当時彼には遠距離で交際している彼女がいて……。当然、お付き合いは考えられませんでした。
しかしほどなくして、遠距離が原因でうまくいかなくなり彼は彼女とお別れ。それからは2人でも遊ぶようになり、彼から告白されるかたちで交際がスタートしました。
ゴールインは突然で…
結婚に興味のなかった私ですが、彼のやさしさに触れるたびにこの人とずっと一緒にいたいと思うようになり、交際を始めたときには、お互いに結婚を意識し半同棲生活をしていました。一緒に生活するのにもすぐに慣れ、一緒にいないときのほうが居心地が悪く感じるほどに。そんなとき、私の実家から「家業を手伝ってほしい、実家に戻ってきてくれないか」という連絡が。実家は会社を経営していて人手不足になってしまい困っているということでした。
彼と離れたくなかった私は実家に戻ることを考えられず、彼に相談をしてみました。すると彼から……
「なら結婚して、一緒に実家に戻ろう」という言葉が! 突然の言葉に驚いたものの、私は感動のあまり泣きそうになってしまいました。
その後はトントン拍子で事が進み、互いの両親に顔合わせを済ませ入籍。実家に戻ることになりました。
恋愛をする気持ちがなかった状態から、わずか9カ月で結婚した私ですが、今とても幸せです。交際2カ月というラブラブ真っ盛りの時期に結婚したので、夫婦になった後も恋人のように過ごすことができています。
私にとっても彼にとっても、交際2カ月でのスピード婚は人生においての大きな決断でしたが、2年経った今でも後悔はしていません。これから先も後悔するどころか、彼の決断への感謝と、あのとき彼との結婚を選んでよかったという思いでいっぱいだろうと感じています。
著者:藍沢えま/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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