身勝手なカホ姉に、怒りを抑えられないヨリさんを制したのは、お父さんでした。
働き始めたころの過労でやつれていくカホ姉を見て、かわいそうに思った両親は、家では安心して過ごせるようにと、カホ姉を気づかっていたと話します。しかし、そのうちに好き放題するようになってしまったと後悔を口にするお父さん。
そして、ついにお父さんは、カホ姉に「母さんにはもう楽をさせたい。親離れせえ」と告げ……。
長女がお金に執着し始めた原因は…
お父さんから「住むところを探せ」と言われたカホ姉ですが、貯金はゼロ。そんなカホ姉が、散財するようになってしまった原因は、新入社員時代に遡ります。
入社当時のカホ姉は、遅くまで働いて家と会社を往復するだけの生活。忙しくてお金を使う暇もありませんでした。
身も心も疲弊していたとき、気晴らしに少し高い靴を購入したカホ姉。その靴を男性社員にほめられたカホ姉は、買い物でストレスを発散する気持ち良さにハマってしまったのでした。
実家暮らしなら、給料を全額使っても問題ないと考え、買い物で散財してストレスを発散していたカホ姉。一時的な開放感に、歯止めがきかなくなってしまったのかもしれませんね。
心身の健康のために何らかの方法で、ストレスをうまく発散することはとても大切なこと。しかし、そればかりに執着しまっては、周りに迷惑をかけてしまう可能性も出てきます。家族に迷惑をかけてしまうことになる前に、ストレスの原因となっていることを、家族に相談できていれば良かったのかもしれませんね。
もし、家族に相談しにくければ、行政のサポートに相談することもできます。ひとりで抱え込まないことが大切です。
#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク)
よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
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