【神座】季節限定!旬野菜とはまぐりの濃春うまバターラーメン
フレンチレストランのオーナーシェフが1986年に大阪・道頓堀で創業したラーメンレストラン『神座』。
大阪発祥のラーメンチェーン店では大阪一の規模を誇り、関東でも20店舗以上展開しています。TBS「櫻井・有吉THE夜会」(2024年12月放送)でも紹介された話題のお店です。
訪れたのはちょうどお昼時。店内はすでに満席で、しばらくの間、行列に並ぶことに。
たっぷりの野菜が入ったラーメンはヘルシー志向の方にもぴったりで、低カロリーのこんにゃく麺も選べるため、女性客のファンも多いそうです。
この日も、おひとりさまで訪れる女性の姿が多く見られました。
今回のお目当ては「旬野菜とはまぐりの濃春うまバターラーメン(1250円 税込)」。春らしく、菜の花とはまぐりが入っています。
販売期間は3月25日(火)〜 4月下旬予定。まさしくこの季節だけの特別なメニューですね。
【実食】春を詰め込んだ具だくさんの一杯
運ばれてきた大きなどんぶりを見て、びっくり。具材がとにかく盛りだくさんなんです。
はまぐりは、やや小ぶりながらも、5つ。はまぐりと菜の花だけかと思いきや、わかめとたけのこも入っていました。
日本料理では、同じ季節に旬を迎える海の幸、山の幸を合わせたものを「出会いもの」と呼ぶそう。
こちらも、まさしく出会いものではないでしょうか。
まずは、透き通るスープをひと口、ごくり。
あっさり系かと思いきや、意外にも力強いコクが広がります。こってりとまではいかずとも、しっかりとした旨みが舌を包み込み、予想以上の深みを感じました。
後味には、はまぐりの風味がほんのり。
さらに、神座のラーメンには欠かせない白菜と豚肉もたっぷりで、それらの甘みと旨みも溶け込んでいます。
実は、筆者がこれまでに食べたはまぐり料理といえば、焼きはまぐりとお吸い物くらい。
そのため「はまぐりの風味が前面に出ているのでは?」と思っていましたが、実際にはさまざまな旨みが溶け合った、調和の取れた味わいです。
そんな極上のスープをしっかりと受け止めるのが、つるりと喉越しのよい中太ストレートのたまご麺。
ちゅるりんと、止まらない勢いでどんどんすすってしまいます。
ほどよく茹で上げられた菜の花は、しゃきっとした食感を残しつつ、ほのかな苦みの奥に甘みがふわり。
口の中いっぱいに、やさしい季節の息吹が広がっていきます。
そして、時間が経つにつれてゆっくりとスープと一体化していくバター。これによって、スープの味がちょっとずつ変わっていくんです。
時間が経つと、まろやかさとバターの洋風のコクが加わって、やみつき味。
わかめとバターを合わせたことがなかったのですが、わかめの磯の風味がバターの甘みを引き立て、一体感を生み出しています。
シャキシャキのたけのこもよいアクセント。メンマはラーメンの定番ですが、カットたけのこが入っているのはなかなかめずらしいのではないでしょうか。
味変でもっと楽しい
途中からトッピングの辛味ニラや豆板醤を入れると、シャープな辛さが加わって、全体の味が引き締まりました。
実はこの時、隣には外国人女性客がラーメンをつまみにビールを飲んでいたのですが、それもアリだな、と思いました。
神座のラーメンは具材がたっぷりなので、この辛味ニラを合わせたら、きっとお酒も進むはず!
次回は神座飲みにチャレンジしてみようと思います!
私の心も春爛漫
見た目のボリュームに反して、ぺろりと食べられる一杯。野菜が多く、具だくさんなのもうれしいポイントです。
ぜひ、この春、味わってみてくださいね。バターが溶けるにつれて、スープの表情が変わるのにもご注目!