
いつもより迎えが遅くなり焦っていたら…
その日は仕事の都合が急に変わってしまい、いつもの迎えの予定時間から30分くらい遅くなってしまいました。いつもなら送迎バスに乗る子や、保護者の迎えの車でスイミング教室はごった返しているのですが、到着が遅くなった分、教室は人けも少なく静かでした。
急なことで慌てていたため、長男にもスイミング教室にも前もって遅れる連絡ができておらず、長男がひとりで待ちぼうけているかなと思ったのですが、なぜか教室の待合室には誰もいなかったのです。
長男がいない!探しに行こうとした瞬間
さらに下駄箱に長男の靴がないことに驚き、先生と教室の周辺を探しに行こうとしたそのとき、教室に1本の電話がかかってきました。
それは「送迎ルートの名簿に載っていない子がいる」という、バスの運転手さんからの連絡でした。
まさにその子は長男のことで、なぜか自宅方面とは違うルートのバスに乗っていたのです! それから20分ほどして、長男は教室へとバスで戻ってくることができました。
なぜバスに?原因は偶然が重なって…
長男から話を聞くと、保育園時代の友だちがたまたま欠席振替で来ていて、同じ時間帯の授業を受けたとのこと。そして、教室が終わってもその友だちとおしゃべりに夢中になり盛り上がって、そのまま一緒にその子の家方面のバスに乗ってしまったのだとか。
さらに、その日はいつもの運転手さんが体調不良で、別の方が運転していたようです。おまけに、そのバスに乗る予定だった長男と同じ名字の子がたまたま教室を休み、そのことが運転手さんへ伝わっておらず、顔と名前が一致しない運転手さんは長男が間違えて乗車していることに気がつかなかったとのこと……。
今日に限って、なぜこんなにも偶然が重なってしまったのかと本当にびっくりしました。
スイミング教室からは、送迎時の確認不足について謝罪がありましたが、私自身も迎えが遅れるときの対応を考えていなかったことを反省しました。それからは、スイミング教室へ行く日は必ず長男に「お迎えに行くから教室で待っててね。遅くなるときには教室に連絡するからね」と伝え、すれ違いがないように気をつけています。
著者:秋本かなこ/30代女性。2019年生まれと2021年生まれの兄弟のママ。元気な兄弟とパワフルな毎日を過ごしている。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)