「彼との交際は3年になります」私の言葉に驚愕する彼の両親→超スピードで予想外の展開に！？

夫とは友人紹介で知り合いました。同い年だったこともあり、友だちとしての期間がとても長かったのですが、30歳を前にようやく正式に付き合うことに。30代に突入すると、私の友人も夫の友人も結婚ラッシュ！

 

私もそろそろ？と思っていましたが、夫と将来の話をしても曖昧な返事が多く、結婚願望がないのは明らかでした。私の親からは、「もう別の人見つけたら？ お見合いする？」と呆れられてしまうほど。

 

私自身も「このまま付き合っても結婚はないかも……」と思い始め、夫と別れて婚活をしたほうがいいのかなと感じていたときです。彼から「一緒に実家に遊びに行かないか」と誘いを受け、彼の実家へ訪問することになりました。

 

彼は両親に、私の存在を何となく話していたそうで、彼の両親は私を温かく迎え入れてくれました。彼の昔のアルバムを見せてくれたり、私のことについていろいろと話を聞いてくれたり、会話も盛り上がり、すぐに緊張がほぐれました。

 

そして夕食をいただくことに。その食事中に彼の父から「2人はいつころ知り合ったのか？」と聞かれました。その問いかけに私は「知り合って8年ですが、正式にお付き合いさせていただいたのは3年前からです」と答えると、彼の両親は驚いた顔に。

 

彼の父は彼を見て「こんな年ごろの女性を3年も！ ちゃんと責任を持ちなさい！」とまさかの激怒！ 返事に戸惑っている彼を前に、彼の母は「そんなに長い付き合いだとは思わなかった。あなたさえよければすぐに結婚の話をすすめましょう」と私に話してくれ、カレンダーを見て、両家の顔合わせの日程をすぐに決めよう、という流れになりました。

 

彼との結婚の話はそれからトントン拍子に進み、この彼の実家訪問から2週間後に両家の顔合わせ、そして1カ月後に結納、3カ月後に入籍をすることになりました。あまりのスピード婚すぎて、私は彼に「本当にいいの？」と確認をしました。両親に押し切られて無理やり結婚話が進んでいるのではないかと、不安を感じていたのです。

 

しかし、彼が言うには、一度両親に会わせてみて両親の反応を見てみようと思っていたとのことで、両親が私のことをものすごく気に入り、受け入れていた様子を見て、結婚が急に身近なものになった、そして両親からずっと曖昧な状態だったことを怒られたことで、考えが変わったと言うのです。

 

あのとき、夫の実家に行かないままズルズルと中途半端な関係が続いていたらと思うと、義両親には感謝しかありません。

 

結婚願望ゼロだった夫とのトントン拍子婚。時には喧嘩もしますが、友だちのような関係で付き合える夫との今があるのは、義両親のおかげだと思っています。

 

 

 

著者：江口りん子／40代女性・1児の母。ライター歴10年。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。
イラスト：おみき

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2025年3月）