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「年収200万が高級レストランとかw」僕を見下す元カノに…「事実」を告げると空気が一変!?

この日、僕は同じ会社で働く彼女とレストランでディナーへ。会社の業績がよくお祝いを兼ねて、普段はこないような高級レストランを予約しました。しかしそこで偶然、元カノと再会し……。

高級レストランに僕たちは不釣り合い?

普段あまりこない格式高いレストランに緊張していると、背後から名前を呼ばれました。振り返ると、そこには以前交際していた元カノと、元カノの恋人らしき男性が。元カノは僕たちを見て「こんなところで偶然~」と言います。ただその声色から、純粋に再会を喜んでいるわけではないとわかり……。続けて「こんな高級レストランで食事なんて……年収200万の人が大丈夫なの?」 と笑いながら言う元カノ。

 

「年収200万が高級レストランとかw」僕を見下す元カノに…「事実」を告げると空気が一変!?

 

僕たちにこんな高級レストランは不釣り合いだと言いたいのでしょう。元カノの怒涛の言葉に、僕が何も言い返せずにいると、隣に座っていた彼女が落ち着いた口調で話し始めました。

 

「レストランは誰だって来ていいはずです。失礼な発言は控えていただけますか? 」 「それと……お言葉ですが、200万というのは彼の月収です」。

 

彼女の言葉に、2人は「「えっ」」と動揺。その場の空気が一気に凍りつきました。

 

僕たちを見下す元カノたちに「事実」を伝える

僕と彼女は、ある和菓子会社で働いています。大手百貨店を始めとしたさまざまなところで取引がある昔ながらの会社で、僕は管理職に就いており、彼女は広報として働いています。以前、元カノと交際していた際も月収はそこそこ高めではありましたが、何を勘違いしたのか、彼女は200万という数字を「年収」だと思っていたようです。元カノとその恋人が勤めている大手百貨店とも取引がありました。

 

そのことが明かされると、元カノたちは衝撃を受けた様子。僕にそこまで収入があるとは思っていなかったのでしょう。ただ、それでも僕たちを下に見る姿勢は変わりません。「まあ、君たちの会社はうちのおかげで成り立ってるようなもの」と笑いながら口にした元カノの恋人。

 

そんな様子を見て、僕たちは「取引先にそんな考えの人がいたなんて……」と残念な気持ちになってしまいました。そして2人「ある事実」を伝えることにしたのです。

 

「実は、御社との取引は、先月末で終了しています

 

その言葉に「ウソ!?」と驚く2人。

 

「年収200万が高級レストランとかw」僕を見下す元カノに…「事実」を告げると空気が一変!?

 

2人とも取引が終了していたことを知らなかったようです。実は、百貨店側の営業担当の方とうまくいかず、このままではお互いに会社としていい関係を築けないと判断し、こちらから契約終了を申し出たのです。事実を知った男性は、頭を抱えてしまっていました。

 

再契約の申し出

それから数日後。元カノの恋人である男性が、なんと自身の上司を連れてわが社へ。再契約の相談にやってきたのです。「ぜひ、再契約を……」と、差し出された契約書には、以前よりも明らかに好条件が並んでいました。しかし……。

 

「申し訳ありませんが、今回のご提案はお受けできません。お互いのためにもそのほうがいいかと」。

 

再契約の話は断ることに。ただ、男性側は食い下がります。たしかに大手百貨店で販売することで、知名度も上がり、ブランド価値も高められるでしょう。何かと宣伝もしてもらえると思います。けれど、何より会社と会社の取引は信頼が大事だと思っている僕にとって、再契約は今のところ考えられなかったのです。

 

彼らとの再契約は断りましたが、これまで取引をしてくれたことへの感謝の気持ちはあり、そのことを伝え、この日は帰ってもらいました。

 

お客様からクレーム続出。SNSでも炎上して…

それからしばらく経ったある日、また元カノの恋人である男性とその上司がわが社へやってきました。今度は……元カノも一緒に。再び、再契約の相談でした。なぜ彼らがまた僕らの元へやってきたのか、その理由はわかっていました。

 

実は、このしばらくの間で元カノと元カノの恋人の企画で、新たなスイーツチェーンとの契約を結んだものの、出した商品に、百貨店を利用するお客さまから酷評やクレームが続出していたのです。インターネット上でも話題となり、プチ炎上をしていたことを目にしていました。きっとそんな状況を改善したく、また僕たちの元へ再契約の依頼にやってきたのでしょう。

 

しかし……僕たちの意思は変わりません。「誇りを持って和菓子を届ける。それが僕たちの使命です」「今後はよいお取引先が見つかりますように」そう伝え、僕は再度の依頼も断ったのです。

 

その後、噂で聞いた話では、元カノとその恋人は仕事の心得などを学び直し、イチから仕事に向き合っているとのことです。

 

一方の僕たちは、新商品の和菓子が品評期間で評価されるなど、仕事はさらに順調です。たくさんのお客様に喜んでもらえるような新商品などの新しい企画も動き始め、忙しい日々を送っています。広報を務めてくれている彼女との関係も良好で、お互いに「一緒にいたら、困難も乗り越えられそうな気がする」とビジネスパートナーとしても信頼し合っています。そんな彼女とは、ビジネスパートナーとしてだけでなく、人生のパートナーとなれたらいいな……と思うばかりです。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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