腟の乾燥に気付いたときの衝撃
顔や手が乾燥するのは当たり前のことでしたが、腟の乾燥に気付いたときは驚きました。下着が擦れるたびに違和感があり、ムズムズするような感覚が続きました。特に生理前後はデリケートになり、トイレのたびに「何か変だな」と思うようになりました。
何が原因なのかわからず、病気か肌トラブルかと考えました。誰かに相談するのもためらわれました。ネットで検索すると、更年期の症状の1つに「腟の乾燥」があると書かれていました。思わず「そうだったのか」と画面を見つめてしまいました。
試行錯誤の日々
次に、下着を綿素材のものに変えてみました。化学繊維の下着は蒸れやすいと聞いたことがあり、少しでも快適になればと考えました。
また、ボディソープでプライベートゾーンを丁寧に洗うことを心がけました。しかし、これはかえってマイナスだったのかもしれません。洗った直後はスッキリするものの、時間がたつとより乾燥しているような感覚がありました。調べてみると、洗い過ぎは必要な潤いまで奪ってしまうことがあると知りました。
変化を受け入れる
そこで、違和感を軽減するためにプライベートゾーン専用のソープとクリームを購入し、使い始めました。普通のボディソープでは刺激が強かったのかもしれませんが、専用のものに変えてからは、少しずつ快適になっていきました。特にクリームを塗ると、日中の違和感が和らぎました。
こうした変化を経験しながら、自分の体と向き合う時間が増えました。これまで特に気をつかってこなかった部分に目を向けることで、年齢とともに必要なケアも変わるのだと感じるようになりました。大きな変化ではありませんが、自分なりにできることを見つけながら過ごしています。
まとめ
腟の乾燥という変化に気付いたときは戸惑いましたが、それをきっかけに自分の体をもっと気づかうようになりました。無意識にやっていたことが、実は負担になっていたこともあります。
更年期は、体の変化に驚くことが増える時期なのかもしれません。でも、それは悪いことばかりではありません。変化に気付き、どう向き合うかを考えることで、より快適に過ごす方法を見つけられると感じています。これからも日々の小さな気付きを大切にしながら、自分に合った方法を模索していきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:伊達敦子/50代女性。2008年、2010年、2012年生まれの3児の母。フルタイムで共働きをしながら子育て中。会社員の傍ら、化粧品検定2級・1級やコスメコンシェルジュの資格を取得し、人々の美しさと自信を引き出すために活動している。
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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