夫との離婚が成立。とはいえ、話し合いが済んでいないヨリコさんが失踪してしまったため、手放しで喜ぶことはできません。騒動から半年が経ったころ、公園でヨリコさんらしき人を見かけ……。
「慰謝料を払ってほしい」と伝えたところ…
これまで「子ども部屋おばさん」として、働かずに実家で暮らしていたヨリコさん。しかし、もう頼れる人はいません。これからは、自分の力で生きていくしかないのです。
それでも納得のいかない様子を見せるヨリコさんに、ハルさんは静かに言いました。「あなたのお母さんも、きっと償うことを望んでいるはずよ」と。自分も子を持つ親だからこそ、ハルさんはヨリコさんの無責任な行動を見過ごすことができなかったのでした。
ハルさんの言葉は、ヨリコさんにとって厳しく感じたかもしれません。ですが、亡くなった母親も同じことを言うだろうと示すことで、ヨリコさんが立ち直るきっかけになる可能性も。
たとえ苦しくても、自分の行動に責任を持つこと。それは、ヨリコさんがこれまで避けてきた道ですが、新しい人生のスタートラインに立つためには必要な一歩です。誰かのせいにして逃げるのではなく、自分の力で立ち上がる強さを身につけてほしいですね。
キナコモチかあさんさんの連載は、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。