そうめんで作るジャージャー麺
NHK『きょうの料理』で料理研究家・和田明日香さんが披露した「つるつるきゅうりのジャージャー麺」を作ります。
ジャージャー麺といえば、具入りの肉みそをかけた麺のことで、使うのは一般的に中華麺。
うどんを使ってアレンジしたことはありますが、そうめんは初めてで「その手があったか!」という気持ちです。
しかも、肉みそには、まさかの納豆入り!どんな味になるのか、さっそく作ってみましょう。
和田明日香さん「つるつるきゅうりのジャージャー麺」のレシピ
材料(2人分)
・きゅうり(大)…1本
・そうめん…2~3束(100~150g)
・豚ひき肉…180g
・にんにく…1かけ
・しょうが…1かけ
・納豆(小粒)…2パック
・酢…適宜
・ラー油…適宜
【A】
・酒…大さじ2
・甜麺醤(テンメンジャン)…大さじ2
・しょうゆ…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・片栗粉…小さじ1
・水…1/2カップ(100ml)
作り方①具材と調味料を準備する
きゅうりはスライサーで薄くスライスしたあとに、できるだけ細くカットします。
にんにく、しょうがはみじん切りにしましょう。
ボウルに【A】を入れて混ぜておきます。
甜麺醤が少し溶けにくかったので、念入りに混ぜたほうが良さそうです。
作り方②炒める
フライパンに豚ひき肉、にんにく、しょうがを入れ、火にかけて炒めてください。
今回は脂身の少ない赤身のひき肉を使ったため、少しだけ油(分量外)をひきました。
豚の脂がしっかり出て、にんにくとしょうがの香りが立ったら、納豆を加えてさらに炒めます。
作り方③味付けをする
納豆がなじんだら【A】を加え、弱火で4〜5分間煮ましょう。
作り方④そうめんをゆでる
そうめんは袋の表示通りゆでてざるにあげ、冷水でしっかりと洗ってしめたら、水気をよく切ります。
作り方⑤盛り付ける
皿にそうめん、きゅうり、③の具を盛りつけて、酢やラー油をお好みでかけたらできあがりです。
【実食】ずるずるぺろりの絶品ジャージャー麺
鮮やかな色合いが食卓を彩ります。
肉みそにしか味付けされていないため、大胆に混ぜて食べたほうが良さそう。
大きく混ぜると、納豆の粘りが全体に行き渡り、そうめんにもきゅうりにも、しっかりと絡んでくれます。
ひと口目から感じるのは、甜麺醤の甘みとコク。
そこに納豆の旨みが重なって、まるで中華調味料の豆鼓(トウチ)を思わせるような奥行きのある味わいです。
さらにしょうがの清涼感が、こってりしすぎない後味に仕上げてくれます。
あたたかい肉みそと、冷たいそうめん&きゅうりの温度差も◎。
夏場は、肉みそごとしっかり冷やして“冷製ジャージャー麺”にしても良さそうです!
ラー油と酢をかけると、一気に味の表情が変化!ほどよいピリ辛と酸味が加わり、やさしい味なのにパンチがある、クセになる美味しさです。
今回は1人当たり1束分のそうめんを使いましたが、普段その量をめんつゆで食べると、少し物足りないところ。
このレシピなら、たっぷりの肉みそときゅうりがのっているため、お腹も満たされました。
中華料理好きの夫も「うまいな、これ」と言いながら、ずるずる無言で完食……これはリピート確定ですね。
卵黄を落としても絶対に合いそうなので、次は追い卵で挑戦したいところ。
めんをすすってばかりいると、最後に納豆とひき肉がお皿に余ってしまうので、スプーンを使って一緒に食べるのがおすすめです。
元気が出るパワフル麺
「麺だけじゃちょっと物足りない」と思っていたそうめんが、納豆やひき肉、きゅうりと出会うことで、一気に満足度の高い主役メニューに昇格!
シンプルな工程なのに、味わいは本格派。肉も野菜も一緒につるっと食べられる、うれしいレシピです。
暑い日のランチにも、疲れた日の晩ごはんにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。