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「娘がいないのですが…」集団下校の列に娘が見当たらず→引率の先生の予想外の返答に、頭が真っ白になったワケ

私の娘は体が小さく、歩くスピードもゆっくりです。そのため、小学校生活についていけるのか、不安を感じていました。とくに、自宅から小学校までは距離があり、小さな体で長い道のりを歩くのはひと苦労です。入学後の1カ月間は、地域ごとに分かれて集団下校をする決まりだったので、私も少し安心していたのですが――。集団下校の初日に、血の気の引く出来事が起こったのです。

 

集団下校なのに娘が…

入学式を終えて、初めての登校日。朝は私が付き添って登校しました。帰りは地域ごとに分かれて集団下校をするので、私は娘のグループが通る大通りで帰りを待っていました。すると、遠くから小さな1年生たちが歩いてくる姿が見えたので、私は娘の姿を探したのですが……なぜかどこにもいないのです!

 

引率の先生の言葉にパニック

驚いた私は、引率の先生に「娘がいないのですが……」と声をかけました。すると先生は、子どもたちを見回し「あれ? 確かにさっきまでいたのですが……」と言ったのです。どうやら娘は集団下校のグループからはぐれてしまっていたようです。しかし、先生はそのことに気づかないまま引率を続けていたのでした。

 

先生は先頭に立って子どもたちを引率していました。しかし、小柄な娘は歩く速度が遅く、途中でついていけなくなってしまったのかもしれません。私は先生の言葉を聞いて、血の気が引くほど動揺しました。

事前に確認しなかったことを後悔

私は慌てて娘を探しました。そこで隣の地域に差し掛かるあたりで、隣町の集団下校グループの引率の先生の姿を発見。なんと、その先生の隣には、娘がいたのです! 安堵したとともに、思わず声をかけました。

 

 

話を聞くと、娘は自分のグループからはぐれてしまい、途中で出会った隣町のグループに間違えてついていってしまったということでした。途中でそれに気づいた先生が、自宅のほうまで一緒に歩いてくださっていたとのこと。

 

私はその先生に感謝すると同時に、小柄で歩くスピードが遅い娘のことを、事前に学校に伝えておけばよかったと後悔しました。先生からも謝罪があり、翌日から引率の先生は後ろから子どもたちを見守ることになりました。

 

娘の姿が見えないときはヒヤッとしましたが、その後は娘と一緒に学校から自宅までのルートを改めて確認し、迷わないように対策を練りました。また、先生も娘を気にかけてくださるように。事前に、気になっていることや懸念されることは、先生方に共有しておくことが大切だと痛感しました。

 

取材・文/奈月かおり

 

著者:桃戸美子/40代女性/2人の娘の母。趣味は料理で、休日は娘たちとお菓子作りを楽しんでいる。

イラスト:はたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

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