ママ友宅で靴が消えた真相は…?
ママ友のAさん、Bさん、Cさんとは、時間が合えばよく4人で集まり、たわいもないお喋りをします。ある日、Aさんのお宅に集合した日のことです。娘同士も仲良しで楽しく過ごしていましたが、Bさんは上の子の帰宅時間が迫っていたため先に帰宅。
Cさんと私がその1時間後に帰ろうとすると、玄関に私の靴がないのです。家の中で靴がなくなるなんてありえないと思い、子どもたちが遊んでいてどこかに隠したのかと探しましたが、一向に見つかりません。
そこで、先に帰宅したBさんに連絡。すると、「あれ? 私間違えて〇〇さんの靴を履いて帰ってしまったみたい! ごめんね。すぐに届けるから」と、Bさんが自分の靴と間違えてしまったことが判明。混乱していて気づきませんでしたが、たしかにBさんの靴が玄関に残っていました。しかし……、Bさんの靴と私の靴はデザインもまったく違い、間違えるなんてありえないように思えたのです。10分ほどしてBさんが現れ、「本当にごめんね! 帰るときに慌てていたものだから」と言われました。「いいよ、いいよ。わざわざ戻って来てもらってごめんね」と私は答え、不思議に思いながらもその日は帰宅。
翌日、昨日と同じ靴を履こうと靴を見ると、踵やつま先部分など汚れがあったのです。また、よくよく見ると靴の中も汚れていたのです。この靴は1週間前に購入したもので、昨日まではこんなに汚れていませんでした。何かおかしいと感じた私。「まさかBさんか……? いやいや何のために? ありえない」。私は必死で自分の疑念を打ち消そうとしますが、昨日の違和感と共に疑惑は大きくなっていきました。
翌日、Aさんにだけ相談すると、「実は私も前から家にBさんが来たあとにお菓子とか、小さなおもちゃとかがなくなることがあって気になっていたの。もしかしたら彼女かも……?」とのこと。まさかとは思いつつ、モヤモヤしたままで今まで通りの付き合いはできないと悩んだ結果、Aさんと一緒にBさんに会いに行くことにしました。
「昨日、靴を返してもらったら、外も中もすごく汚れていて。心当たりないかな……?」と私が言うと、Bさんはしばらく沈黙。するとAさんも「わが家のお菓子やおもちゃがなくなることが何度かあったんだけど、まさかAさんじゃないよね……?」と聞きます。するとBさんが「だって、みんないつもおしゃれな服や高そうな物を身に付けてるんだもん。うちじゃ買えないし、うらやましかったの! でもごめんなさい……」と言うではありませんか! どうやら靴はうらやましく思ってつい盗んでしまったよう。しかしバレて返すことになったので、汚して返すことにしたと言うのです! あまりの出来事に驚きを隠せない私たち。なんと返事をしようか悩んでいると、Aさんが「そうだったんだ……わかった。けど、人のものを勝手に盗んだり汚したりするのはいけないことだよ。お菓子はもういいから、おもちゃは返してね」と言い、Aさんは「わかった」とひと言。
その後、Aさんは無事返してもらえたようですが、それ以来4人で集まることはなくなり、Bさんとは疎遠になったのでした。子どもたちは変わらず仲良く遊んでいるようなので一安心しました。
仲が良いと思っていただけに、とてもショックを受けました。気心知れたママ友であっても、心の中までわからないもの。モヤモヤを感じるママに対しては適度な距離を取りつつ、自分にとって心地良い関係を大切にしていこうと思った出来事です。
著者:山本 しょうこ/30代・ライター。小学1年生の女の子を育てるママ。娘が小学生になって帰宅時間が早くなったため、現在は在宅ワークに。おいしいものが大好きで、家族で日本一周のグルメツアーをするのが夢。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
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