夜の生活が減った理由
結婚して数年がたち、2人の生活にもすっかり慣れてきたころのことです。夫とは仲が良く、普段からよく会話を交わしていましたが、あるときふと「最近、夫婦生活が減ったな」と感じるようになりました。
最初は「きっと仕事で疲れているんだろう」とあまり深く考えないようにしていましたが、徐々に「もしかして私に魅力を感じなくなったのかな」と不安になることが増えました。
友人のひと言にドキッとした日
そんなある日、友人とのランチで結婚生活の話題になりました。「結婚生活が長くなると、夫婦の夜の関係って変わってくるよね」という友人のひと言に、私は思わずドキッとしました。他の夫婦も同じような悩みを抱えているんだと知り、安心したような気持ちになった半面、それでも私自身のモヤモヤは消えませんでした。
距離ができている気がすると伝えてみると
家に帰ると、その気持ちが抑えきれず、思い切って夫に「最近、なんだか距離ができている気がして……」と切り出してみました。夫は少し驚いたように目を丸くし、それから黙り込んでしまいました。正直、この沈黙が怖かったです。「やっぱり私のこと、魅力的に感じなくなった?」と聞きたかったのですが、怖くてそれ以上言葉が出てきませんでした。
しばらくの沈黙の後、夫がようやく口を開いてくれました。「実は、仕事が忙しくなってから疲れてしまって、心にも体にも余裕がなかったんだ。でも、それを言ったら君を傷つけてしまうかもしれないと思って、なかなか言い出せなくて……」と申し訳なさそうに話してくれました。
夫の言葉を聞いた瞬間、胸がギュッとなりました。私は自分の悩みにばかり目が向いていましたが、夫もまた、ひとりで抱え込んで悩んでいたことに気が付いたからです。「もっと早く話せばよかったね」と2人で顔を見合わせて苦笑しました。
素直に伝える勇気が重要
この日をきっかけに、私たちは意識的にお互いの気持ちを素直に伝えるようになりました。夜の生活についてだけでなく、日常のささいなことでも「今どんな気持ちなのか」を共有する機会が増えました。
以前は気をつかい過ぎて言えなかったようなことも、勇気を出して口にしてみると、不思議と距離が縮まったような気がしました。最初はちょっと気まずい話題でも、「言わずにモヤモヤするより、思い切って伝えてみよう」と自然に思えるようになりました。
夫婦の関係は決して完璧じゃないけれど、正直な気持ちを伝え合うことで、お互いをより深く理解できるようになったと思います。
まとめ
夫婦の間にある不安や違和感は、相手を気づかうほど伝えにくくなりがちですが、勇気を出して正直な気持ちを伝え合うことで、2人の距離が縮まり、以前よりも強い絆を感じられるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:成田モカ/20代女性・会社員
イラスト/エェコ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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