過去の栄光と現実の衝撃
「ママ、リレーしよう!」という息子の無邪気な声に、つい「いいよ!」と答えてしまった私。公園の芝生の上で、まさか自分の老いを実感するとは思いもしませんでした。
私は、小学校時代はリレーの選手として学校の期待を一身に背負い、中学ではマラソン大会で常に上位入賞。「足が速い」というのは私の自慢でした。結婚、出産を経て走る機会は減りましたが、心の中では「私はまだ走れる」という自信が健在だったのです。
予想外の走りと体力の現実
息子の「よーいどん!」の掛け声とともに、私は全力で走り出しました。ところが、足がまったく上がらないのです。「あれ? 足が思うように動かない?」「なんで体がこんなに重いの?」「足首が硬い! けがしそう!」。わずか20mも走らないうちに、私の体は悲鳴を上げていました。かつての軽やかな走りは影も形もありません。代わりに現れたのは、まるでロボットのようなぎこちない動き。
息子もお友だちも、私の姿を見て大爆笑。「ママ、なんで変な走り方するの? 足上げないと」と言われ、私は何も言えず……。
40代の体力低下を実感
この日、私は痛感しました。ジムで走ったり歩いたりという運動をしていても、地面を走るというのはまったくの別物。土を踏みしめ、足を蹴り上げ、前に進むというのは、ランニングマシンとは大きく違っていたのです。
子どもたちは走るのが好きで、玄関を出ると駆け出していきます。軽やかに走る姿を見て、「私もやろうと思ったら走れる」と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
今まで大きな体力の衰えを実感したことはありませんでしたが、昔と比べてまったく走れなくなったというのは衝撃でした。
まとめ
40代になって気付いた走りの変化は、私にとって衝撃でした。全力疾走で子どもに勝っていた栄光は過去のもの。子どもたちと一緒に遊ぶ中で、自分の体と向き合い、少しずつ自分の老いを自覚していく。それが40代の新しい発見になったのでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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