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「妊娠は病気じゃない」と言い放った家事ゼロ夫。結婚20年目に妻が夫を台所に立たせた方法とは

夫は家事をしません。「男子厨房に入らず」という昔ながらの考えを持つ義母は、結婚するまで実家暮らしだった夫に家事を教えなかったようです。わが家は結婚当初から共働きでしたが、子どもが生まれても、私が復職しても、夫はゲーム三昧。何度話し合いをしても変わりませんでした。しかし、私が更年期による不調でワンオペではつらくなったため、結婚20年目にしてゲーマー夫に料理を作ってもらう試みを始めました。

 

子どもを連れて3回実家に帰ったことも…

家事をしないゲーマー夫に困っている妻

 

 

家事をしないゲーマー夫に困っている妻

共働きの私と夫。結婚当初、家事の分担を提案した私に、夫は「そんなに堅苦しく考えず、できる人がするということで良いんじゃない?」と言いました。「それもそうだね」と同意して何も決めなかったのは、義母から「食器洗いとか風呂掃除とか、家の手伝いはさせていた」と聞いていたからです。

 

ところが、夫の家事はいいかげん。食器かごには汚れや泡が付いたまま。風呂掃除は浴槽の中しか洗いません。やり方を教えましたが一向に改善されず、しまいに夫は「君は俺が何をしても気に入らないんだ」と言い始める始末。結局黙って私が洗い直すように。

 

私より早く帰宅しても、当時「信長の野望」にハマっていた夫は洗濯物も取り込まず、夕飯ができたと呼ぶまでゲーム三昧でした。

 

妊娠した私はつわりで水を飲んでも吐くほどでしたが、夫に「妊娠は病気じゃない」と言われ、私は休日にまとめて家事をしていました。夫は当時「みんなのゴルフ」にハマり、夜中までゲームをしていました。

 

私は切迫流産との診断を受け、実家で静養することに。1カ月たって夫が迎えに来たとき、「このままでは一緒に暮らせない」と話しました。夫は謝ってくれましたが、人間簡単には変わりませんでした。

 

 

もう夫のごはんを作りたくない

出産後は、ワンオペで育児と家事、仕事の怒涛(どとう)の6年間を過ごしました。ゲーマー夫との仲は最悪で、疲労困憊(こんぱい)した私は、子どもを連れて3回実家に帰りました。3回目のとき、迎えに来た夫に離婚届と離婚時の誓約書を書いてもらい、それらをお守りとしました。それからは、あっという間に時間が過ぎていきました。

 

その後、わが家の宝である子どもは大学生になり、巣立ちのときを迎えました。私は更年期で体質が変わり、主婦湿疹(手湿疹)を発症し、家事に支障が出るようになりました。不調なときは寝込むこともあります。

 

一方、夫は職場から帰ると自室にこもって「モンスターハンター」シリーズのゲーム三昧で、休日は早朝から元気に登山に出かけて行きます。こんな調子で、定年した後は夫に3食ごはんを作り続けるのかと想像するとぞっとします。今から自分で料理をするように仕向けていこうと固く決意しました。

 

ゲーマー夫に料理をしてもらう方法

まず、夫に朝食を作ることをやめました。私自身が更年期による不眠で早起きがつらくなったこともあります。今までは、夫が6時には朝食が食べられるよう、5時起きで朝食を用意していました。牛乳、バナナ、みかん、ヨーグルト、パン、冷凍ご飯、昨夜の味噌汁などを常備して、勝手に食べてもらうようにしました。

 

初めは「俺ってかわいそう」と自分をあわれんでいた夫ですが、布団から出ない私に諦めて勝手に食べていくようになりました。

 

次に、私の帰宅が遅くなる日には、夕飯の材料を切って炒めるだけにしておき、子どもと2人で作って食べてと言い残すようにしました。私が一緒に作ろうと誘ってもゲームに夢中の夫ですが、子どもとならば台所に立ちます。その後も、「2人でカレー作って」と簡単な料理を子どもと一緒に作ってもらいました。

 

最近、ステップアップして、私より帰宅が早い夫に「冷蔵庫の材料なんでも使っていいから、2人で夕飯を用意しておいて」と言ってみました。帰宅すると、ご飯、夫作の鶏の胸肉と小松菜の炒め物、子ども作のカレーの残りとにんじんを炒めた物という夕飯が作ってありました。

 

夫の料理は塩辛く、子どもの料理は味が薄かったのですが、作ってくれたことに感謝しました。次は味噌汁などの汁物も覚えてもらおうと考えています。

 

まとめ

わが家の場合、夫はまったく料理が作れないわけではないのに、私が料理をするから一切やらないのだと思いました。そこで「今日私は作りません。あなたが作ってください」と宣言し、断固として貫き通しました。また、子どもと2人で料理をする機会を作ったのが、「料理なんて俺の仕事じゃないのに」という意識や、面倒くさいというハードルを取っ払ったのではないかと思います。

 

子どもと一緒に料理をすることに慣れたら献立作りを教えて、まずは子ども、次は夫に、休日の昼食作りを1人ずつ任せてみようと考えています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:島田しばこ/40代主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。

マンガ/きびのあやとら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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