記事サムネイル画像

とてもキレイだった高齢者向け住宅。数年前の母には良さそうだったけれど #母の認知症介護日記 187

「母の認知症介護日記」第187話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんの施設入居に向けて動き出したワフウフさん姉妹。高齢者住宅紹介所から老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅を紹介され、さっそく見学の予約を入れました。入居金の有無は異なりますが、月額料金はどちらも大きくは変わりません。まずはAホームから見学に行ったのですが、想像以上に雰囲気が明るく、介護士さんの目が行き届いている様子でかなり好印象でした。ここは姉・なーにゃんの家から近いこともあり、悩んだ末、1室だけあった空室を仮押さえさせてもらいました。

認知症が進行していくなか、あーちゃんは同じ服を繰り返し着ることが多くなってきました。もともとオシャレで大量の洋服を持っているあーちゃんですが、クローゼットの奥や引き出しにしまわれているものは、探せなくなっている様子。しかも、寒いとか暑いといった感覚も鈍っているようで、季節に合わせた服装ができていません……。しかし、ワフウフさんはそれよりも、あーちゃんから感じる「におい」が気になっています。もしかすると、お風呂に入れていないのでは? と心配です……。

 

ちょっとフォローが足りない……

#母の認知症介護日記 187

 

実は、地域包括支援センターや区役所にあーちゃんのことを相談しても何も進展がないため、人権擁護に関するネット相談も利用していましたが……こちらの事情を説明しているにもかかわらず、届いた返事は地域包括支援センターへの相談を促すもので正直、ガッカリしました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そんななか、先日の老人ホームに続いて、今度はサービス付き高齢者向け住宅の見学。建物も施設内もとてもキレイで、個室にはキッチンも完備。あーちゃんもよろこびそうな感じです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

しかしながら、老人ホームとは違い、自立して生活することが前提なので、頼まないとフォローはしてもらえません。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

新しいことを覚えられなくなっているあーちゃんにとって、フォローがないというのは生活にも支障が出そうです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

数年前のあーちゃんにはピッタリですが、今のあーちゃんの状態では、フォローが足りない……と感じてしまいました。

 

 

あーちゃんのことを地域包括支援センターや区役所に相談したものの、何の進展もなく、もどかしい気持ちを抱いていた私は、人権擁護関連のネット相談も利用していました。しかし、ちゃんと事情は説明していたのに、届いた返事は地域包括支援センターへの相談を促す内容でした……。一生懸命訴えかけても何もしてもらえず、ガッカリです。

 

そんななか、2つ目となるサービス付き高齢者向け住宅の見学の日がやってきました。姉の家から徒歩圏内だったAホームとは違い、こちらは姉の家の最寄り駅から3~4駅。でも、駅からは徒歩すぐです。建物も施設内もとても新しく、個室には小ぶりなキッチンもあり、料理ができると言い張るあーちゃんもよろこびそうです。

 

ただ、ここはあくまでも自分で生活することが前提で、スタッフのフォローも、お願いしないと受けられません。今のあーちゃんの状態を考えると、心配です……。施設の責任者いわく、あーちゃんよりも症状が重い居住者さんもいるとのことでしたが、見学しているときには誰ひとり見かけなかったので、実際のところ、どのような方が多いのか確認できませんでした。

 

--------------

あーちゃんにとって最善の選択をしたいと一生懸命動いているからこそ、思ったように結果につながらないと落胆してしまいますよね。でも、そこで諦めるのではなく自分で動くという決断をしたことで、あーちゃんの施設入居もどんどん現実的になってきました。このままスムーズに施設が決まるといいですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

    同じジャンルの連載

    もっと見る
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    マンガの新着記事

  • PICKUP

    同じジャンルの
    連載を読む